風被害 瓦屋根 接着工法

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瓦屋根の風被害

瓦屋根の風被害をご紹介いたします。

通常の工法と異なり、断熱マットに接着工法の現場でした。

 

風被害3

 

猛烈な台風が上陸して、その地域全体で大きな被害が発生した時の物件です。

 

風被害1

 

赤丸に囲まれているものが瓦の下葺き材として、使用されていた断熱マットです。瓦の裏面形状に成形されています。

この施工方法は、まず、野地合板と断熱マットを接着します。その次に、瓦と断熱マットを接着して、瓦を留め付けるものとなります。

釘で下葺き材である断熱マットに穴を開けないため、防水性が高いという特徴があります。瓦下に入った雨は断熱マットの表面の凹凸で排水できるようになっています。

また、屋根面で断熱材を使用することで、遮熱効果も特徴となります。

風被害2

赤丸の部分も瓦が強風によりめくれました。この現場の不具合は、その原因が接着剤不足であったことです。

めくれていない瓦を引っ張ってもしっかり断熱マットに貼り付いていました。

めくれた部分のマット表面を見ると接着剤の痕がわずかしかありませんでした。なぜ、この部分だけ、接着量が少なかったのかは、わかりません。

しかし、接着工法の場合、必要量が施工中に簡単にわかる工夫も必要と思います。

風被害4

上写真は谷部です。赤丸の部分は、鳥により、断熱マットが壊されていました。谷部のカットした瓦とその下の土との間から鳥が侵入していました。このようにマットに穴が開きますと漏水の原因になりますので、注意が必要です。

特に、軒先・ケラバ・谷・隅棟部などでは、鳥が侵入しやすいので、断熱マットに適した仕様が必要であることがわかりました。 (#⌒∇⌒#)ゞ

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