こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
弊社(神清)の事務所には、瓦メーカーだからできる手作りタイル・建材がいろいろあります。 (愛知・半田市)
上写真が弊社事務所です。
商売柄、屋根が立派に見えるデザインとなっています。
屋根はもちろん、日本瓦(三州J形釉薬瓦)で葺きあげています。
20年前のため、防災瓦ではなく、耐風性能を考慮した縦桟工法で、棟はガイドラインに準じています。
玄関の横には、鬼師に作成いただいた手作りのいぶし瓦の社名看板(100×70×4cm)があります。
社名をくり貫いているため、粘土が乾燥切れしやすく、かなりむずかしい作品だったようです。
道路脇には、手作りタイル(15×15cm)を張り付けた目印塔があり、夜間はパトライトを灯しています。
壁には、瓦の土・釉薬で作成した手作り二丁掛タイルを張り付けてあり、屋根と同じ釉薬色になっています。
事務所の他の外壁は再塗装したのですが、この焼き物部分は手を加えなくても、全く問題ありません。
もちろん、屋根も再塗装は必要ありません。
メンテナンス費がかからず、助かります。
床は30cm角の押し出しタイルを使っています。
朱色は瓦の土そのままの色で、釉薬とは違う素焼きの良さがあります。
茶色、こげ茶色は土に酸化マンガンを着色剤として、練り込んで色をつけています。
形は真四角ではないのですが、微妙なばらつきがあり、味わいがあります。
ベランダには、ビット(瓦粉砕物)と保水タイル(非焼成タイル)で遊んでいます。
これらは、打ち水をすると保水力が高いため、夏の遮熱・ヒートアイランド化対策になります。
夜は暗い道にポーチライトが灯り、素焼きの手作りタイルで暖かい雰囲気を出しています。
工業化・大量生産の商品として考えるとどれも販売できる製品レベルではありません。
自社の手作り製品だから、思い入れがあるのかもしれませんが、このような遊び感覚の建材もおもしろいなと写真をとりながら、あらためて感じました。
均一でない焼き物の良さもありですね。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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