昨年の大阪と今年の千葉の台風被害養生の違いについて

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!
    神清(かみせい)のDr.神谷です。

    昨年の大阪、今年の千葉と台風屋根被害を行いました。
    同じような状況の中でしたが、少し応急処置が違うような気がします。
    簡単にご紹介します!

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昨年の大阪と今年の千葉の違いについて

昨年の大阪とは?

昨年の大阪は、災害が立て続けに発生しました。

6月 大阪府北部地震(震度6弱)

9月 台風21号
台風24号

と3つの大きな災害が立て続けに発生しました。

6月の地震被害が残っている中で、巨大台風2個に襲われました。

しかし、今年の千葉ほど、台風屋根被害に関して、大きく取り上げられませんでした。

今年の千葉とは?

今年の千葉は、台風15号と台風19号によって、大きな被害が発生しました。

台風15号の屋根被害に対する復旧対策が遅いとよく聞きます。

15号の台風被害養生をしたら、すぐに、19号で悪化したと聞きました。

昨年の大阪でも、災害が連続しましたが、復旧に関する問題点は、そこまで浮き彫りになりませんでした。

何が違うのかと、被害写真を見比べてみると、ブルーシートでの養生に違いがあることに気づきました。

 

大阪のブルーシートの張り方

昨年の台風21号後に、大阪へ調査したときの写真です。

大阪では、棟部(屋根の頂点)が多く飛散しました。

赤丸は被害があった部分を養生している写真です。

特徴としては、ブルーシートは被害部分のみを覆っています。

テープ留めや土のう袋の重しでブルーシートの飛散防止をしています。

こちらも被害のあった部分のみを覆っています。

 

一方、金属屋根などが全面的に飛散した場合は、ブルーシートをあて木でしっかりと押さえています。

そのため、その後の台風24号による、ブルーシートの2次被害は聞きませんでした。

 

千葉のブルーシートの張り方

今年の15号の後、千葉を調査したときの写真です。

ブルーシートで、屋根全体をスッポリと覆っています。

土のう袋の重しやロープでの固定が目立ちます。

屋根をスッポリと覆い、ロープ土のう袋に結んでいます。

屋根全体をブルーシートで覆う方式が多く見られました。

 

これらの方式は、その後の台風19号に耐えることができず、ブルーシートの2次被害が発生しました。

このため、屋根の復旧が大幅に遅れたと思われます。

 

千葉のブルーシートの張り方の問題点

①大きな帆となりやすく、強風で飛散しやすい。

②屋根全体を覆うため、屋根の被害状況がわからない。

③補修見積をするのに、ブルーシートをはがして、中を確認しなければならない。

④ブルーシートをはがすのに、手間がかかる。

以上の問題があり、復旧を遅らす原因となっています。

さらに、ブルーシートだけでは、完全に雨漏りを止めることはむずかしいのです。

 

今後、復旧しやすい応急処置の方法を作成して、お伝えしたいと思います。

 

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