こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
今日は、以前シロアリによる蟻害が発生したお宅の床下点検を行いました。
羽アリ発見!
夜間、外灯のところに羽アリがたくさんいたとのことで、それを数匹捕まえて見本で持って来られました。
見ると全長5㎜程度の羽アリでした。
羽は確かについています。
これが、シロアリか?クロアリか?念のため、確認しました。
シロアリ?クロアリ?どっち?
シロアリの説明書を調べました。
シロアリとクロアリの異なるポイントは4つあります。
①触角・・・クロアリの触角は「く」の字形。一方、シロアリはくさり状でまっすぐ。
写真をみると「く」の字形となっています。
②ウエスト・・・クロアリはウエストが細くスマート。シロアリは寸胴。
写真をみるとウエストは細くなっています。
③羽・・・クロアリのまえ羽は大きく、うしろ羽は小さい。シロアリは同じ大きさ。
写真をみるとよくわかりません。
以上から、クロアリで間違いありません。
ひと安心です。
イエシロアリの羽アリは、6月~7月の夕方から夜にかけて発生し、電灯に集まる習性があるそうです。
ヤマトシロアリの羽アリは、4月~5月の昼頃に発生し、明るい方に向かって飛び立つ習性があるそうです。
この時期に、羽アリを見かけたら、念のためシロアリと疑ってくださいね!
念のため、点検を実施!
数匹のサンプルはクロアリでした。
しかし、以前被害にあったお宅だったので、万が一にもシロアリだと問題ですので、念のため床下の点検を行いました。
赤丸の部分に、半年前に点検したときには、蟻道がありましたが、シロアリはいませんでした。
おそらく、2年前にシロアリ駆除をしたときにシロアリはいなくなり、蟻道がそのままとなっていましたと推測しました。
仮に、シロアリいたとするとこの半年間で食害が拡がり、床下が汚れます。
しかし、床はきれいでした。
念のため、蟻道のある木材をたたいてみましたが、まったく何も落ちてきませんでした。
半年前にはすでにシロアリはいなかったと確認できました。
まとめ
4月~7月の間は家の周辺で羽アを見かけたら、シロアリと疑ってください。
採取できれば、採取して、どちらの特徴に当てはまるか確認してください。
採取できなければ、業者に床下を確認してもらった方が安心です。
シロアリだったら、すぐに業者に駆除してもらってください。
クロアリだった場合、家の中に侵入していないか?点検してください。
家に入っているようであれば、薬局などでアリ退治の薬をそのアリの通路に散布して退治することをお奨めいたします。
また、防蟻剤を床下に5年置き、施工してもらえば、シロアリ対策はより安心
となりま~す! \(^o^)/
神清からのお願い
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