目次
新築住宅を工務店で建てたとき起こるトラブル5選を紹介!
新築住宅を工務店で建てたときに起こるトラブル5選を紹介します。
- 工期の遅延
- イメージの相違
- 伝達ミス
- アフターフォロー
- 態度の変化
次の章からそれぞれについて解説していきますね。
【新築住宅を工務店で建てたときのトラブル】①工期の遅延
災害や天候・資器材不足・人員不足などで工事が予定どおりに進まず、契約時に定めた期間内に工事が終わらない工期の遅延によるトラブルが起こっています。
小さな工務店は、大手ハウスメーカーなどと比較すると、余剰な人員がおらず何かあったときの対応力が劣るためトラブルに発展してしまうことがあります。
新築時において、引っ越しのタイミングなどが遅れるとアパートの家賃と住宅ローンの二重払い期間が延びるなど、金銭の損失が発生するトラブルに発展してしまいます。
とくに、自然災害などが近隣に発生すると思わぬ影響を受ける場合があります。
最近では、コロナの影響で「ウッドショック(輸入木材が入荷せず木材が品薄・高騰)」が起きて、工期が遅延する可能性があります。
事前に工期の遅延を確認しておくと安心ですね。
【新築住宅を工務店で建てたときのトラブル】②イメージの相違
工務店は大手ハウスメーカーように住宅展示場やモデルハウスを持っていません。
現物を見て決めることができないため、イメージの相違が生まれてトラブルが起こることがあります。
大手のハウスメーカーは、テレビCMなどによる有名なシリーズなどが認知されているため、さらにイメージが共有されやすくなっています。
また、お客様のこだわりが強い部分は、建築側の常識とのズレが発生して思わぬトラブルになることもあります。
対策としては、言葉だけではなく写真や図面・具体的な寸法でイメージを共有するようにお願いしましょう。
【新築住宅を工務店で建てたときのトラブル】③伝達ミス
「言った。言わない。」といったコミュニケーションエラーによる伝達ミスが必ずと言っていいほど発生します。
伝達ミスは、工務店に限られたことではありません。
打ち合わせなどで決まったことなどをお互いに記録として共有する仕組みを作っていない工務店などでは伝達ミスが起こってしまう可能性が高くなります。
対策方法として、打ち合わせの記録はコピーや写真などで残しておくことが重要となります。
【新築住宅を工務店で建てたときのトラブル】④アフターフォロー
工務店によっては、営業成績に関わる新規の依頼には迅速に対応するが、アフターフォローなどの依頼に対してはどうしても後回しになってしまう場合があります。
アフターフォローのお客様にとっては、毎日の生活に関わるものなので、素早い対応を期待されるので、トラブルになる場合があります。
人員不足や繁忙期などと重なった場合は、工務店がアフターフォロー対応をしようと思っていても、人員を確保できず対応できないため、トラブルになることもあります。
対策方法としては、工務店の社長さんなどの経営者へ電話してアフターフォローの相談できる関係をつくることが重要となります。
【新築住宅を工務店で建てたときのトラブル】⑤態度の変化
工務店に限らないけれど、契約後に態度が変化する工務店があります。
担当者が何件も抱えている工務店は、契約前のお客様を優先する傾向があるようです。
また、営業担当と工事担当で引き継ぎが発生したときに、どうしても営業担当との関係が深くなっているので、工事担当者が物足りなく感じることがあります。
対策方法としては、引き継ぎ後も営業担当に相談できる関係を作っておくことが重要となります。
工務店にはデメリットだけでなくメリットもある
もちろん、工務店だとトラブルが必ず発生するわけではありませんし、大手ハウスメーカーでもトラブルが発生することもあります。
工務店の良さ・メリットも紹介します。
- 広告宣伝費用、販売促進費用に多額の経費を使っていないため、建物の購入費用はかなり安くなる
- 大手ハウスメーカーのように標準使用や基本使用に強く縛られないため、ある程度設計に対して自由度が高くなる
- ひとりの担当者(主に社長)が担当する場合が多く、契約から工事完了、アフターフォローまで気軽なコミュニケーションが可能である
- 住み始めてから初めて気付くちょっとした部分に対して、細かい修正や手直しの対応がいい
小さい工務店で家を建てるメリット・デメリットに関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
小さな工務店で家を建てる時に注意すべき5つのリスクを徹底解説!
施工不良は工務店だから起こりやすいという訳ではない
本記事では、工務店のデメリットや欠点を多く紹介してきましたが、施工不良は大手ハウスメーカーであれ、工務店であれ起こるリスクがあります。
実際に弊社が修理に関わった大手ハウスメーカーの雨漏りの事例やメンテナンス事例を紹介します。
・大手ハウスメーカーで太陽光設置した物件の北側のスレート屋根に多数の踏み割れが発生していた。
・大手ハウスメーカーでバルコニー排水の水勾配が取れておらず、雨水が溜まる部分が発生していた。
・大手ハウスメーカーで流れ壁の捨て水切りにタッカーの針が打ってあり、その孔から雨漏りが発生していた。
・大手ハウスメーカーの15年目の屋根・壁のリフォーム見積が弊社の見積の倍以上であった。
・大手ハウスメーカーの屋根が設計変更に対応できなかったようで小屋裏換気が設置されておらず、北面の野地板が結露していた。
トラブルで悩んでいる方は専門家に相談してみよう
住宅のトラブルで既に悩んでいる方の解決策として、住まいダイヤルなどに電話してみることがあります。(国土交通省がバックアップしているので安心です。)
建築士や弁護士の先生が交代で相談を聞いてもらえ、アドバイスをいただけます。
また、雨漏りの原因がなかなかわからない場合は、建物を施工した業者だけでなく、屋根や雨漏りの専門家に相談した方が解決につながることもあります。
工務店は新築を建てるのが専門であり、雨漏りの原因を見つけて直すことが専門ではありません。
屋根・雨漏りの専門業者は屋根・雨漏りに関する経験・知見が多く、なかなか直らない雨漏りの原因を見つけて直した事例も多くあります。
【まとめ】トラブルにならないために可能な対策は行おう!
新築住宅を工務店で建てたときに起こるトラブル5選を紹介します。
- 工期の遅延
- イメージの相違
- 伝達ミス
- アフターフォロー
- 態度の変化
それぞれの対策はこちらとなります。
- 事前に工期の遅延を確認しましょう。
- 言葉だけではなく写真や図面・具体的な寸法でイメージを共有するようにお願いしましょう。
- 打ち合わせの記録はコピーや写真などで残しておきましょう。
- 工務店の社長さんなどの経営者へ電話してアフターフォローの相談できる関係をつくりましょう。
- 引き継ぎ後も営業担当に相談できる関係を作っておきましょう。
工務店の良さ・メリットも紹介します。
- 広告宣伝費用、販売促進費用に多額の経費を使っていないため、建物の購入費用はかなり安くなる
- 大手ハウスメーカーのように標準使用や基本使用に強く縛られないため、ある程度設計に対して自由度が高くなる
- ひとりの担当者(主に社長)が担当する場合が多く、契約から工事完了、アフターフォローまで気軽なコミュニケーションが可能である
- 住み始めてから初めて気付くちょっとした部分に対して、細かい修正や手直しの対応がいい
工務店とトラブルにならない対策を取りながら打ち合わせをすすめることが大事です。
トラブルになってしまった場合は、住まいダイヤルなどに電話して専門家に相談してみましょう。
屋根・雨漏りでお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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