雨樋はどうやって選ぶの? オススメしない雨樋の種類は?   

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

雨樋の種類を検討している人。

雨樋で困っている人。

この記事で伝えたいこと

私が家を建てるとき、雨樋を選んだ記憶はありません。

一般的に雨樋で違いを認識するのは、色と形状(丸形か四角形)ぐらいではないでしょうか?

後は、建築会社さんのオススメを設置することがほとんどだと思います。

ときどきいただくお客様からのご相談を含めて、雨樋でオススメしないものだけご紹介します。

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雨樋とは?

雨樋の機能としては屋根からの雨水を受けて、集めて、地中の 雨水桝へ流し込むものです。

雨樋とは、壁と屋根の間に位置しています。

雨樋の色などは、住宅全体のイメージに影響を与えますので、ほとんどの場合、建築会社さんの提案通りのものを採用する方が多いです。(私は自分で色も選んだ記憶はありません。)

雨樋が茶色だと雰囲気は少し変わるのでないでしょうか?

正解・不正解はなく、お客様の好みでいいと思います。

多い色のパターンとしては、屋根に合わせる、壁に合わせる、破風板に合わせる、サッシ枠の色に合わせる4つだと思います。

後、形状が丸か四角です。(和風が丸というイメージです。)

 

雨樋に関するお問合せの内容

雨樋に関するお問合せで多い内容は以下の3つです。

  1. 雨樋の詰まり
  2. 雨樋の破損
  3. 雨樋の水漏れ

以下で、簡単に解説します!

①雨樋の詰まり

雨樋の詰まりは雨樋を選ぶ基準には関係ありません。

丸でも角でも詰まります。

建物の立地に影響を受けることが多く、落ち葉と土ぼこりにより詰まってしまいます。

これに関しては、雨樋を掃除したり、落ち葉よけを設置することが対策となります。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

②雨樋の破損

雨樋の破損は台風や落雪などの自然災害によるものがほとんどです。

台風で飛来物があたって、破損することが多々あります。

また、数年に1回の大雪によって、屋根に積もっていた雪が解けて、落雪して雨樋やとい吊り金具が変形するというものです。

これに関しては、屋根の方で雪止(ゆきどめ)を設置することが対策となります。

 

③雨樋の水漏れ

ときどきあるのが、雨樋からの水漏れです。

これに関しては、雨樋の種類に関係します。

雨樋からの水漏れを気にされる方は選んではいけない雨樋のタイプがありますので、ご紹介します。

樋継手(といつぎて)外側

雨樋は4m程度のものをつなぎ合わせて使用します。

そのため、ほとんどの屋根では継手が発生しています。

⇒の部分に継手があります。

この場合、雨樋の外側をカバーする形になっています。

ほとんどの種類の雨樋はこちらのタイプです。

継手では雨樋をカットして屋根の寸法に合わせているので、雨樋のカット面を隠す意d味もあります。

雨樋は温度による延び縮みがあるため、それもこの部分で吸収しています。

電車の線路もジョイントごとに切れ目があり、そこでレールが延びてもレール同士が当たって持ち上がることを防いでいるからです。

機能面から言って、樋継手外側は完全に理にかなっていて、オススメです。

 

樋継手(といつぎて)内側

しかし、ときどきご相談を受けるのが、継手からの水漏れです。

伺ってみると、樋継手が内側になっているタイプの雨樋があるのです。

10m程度の雨樋が1本物に見えるというデザインが売りな商品です。

継手を雨樋の内側に設置しているタイプです。

このタイプに水漏れが多いのです。

建築会社さんに「雨樋の継手は内側ですか?」と確認すれば、すぐに教えてもらえます。

樋継手(内側)をオススメしない理由

軒継手(内側)をオススメしない理由は以下の3つです。

  1. 水漏れする
  2. 隙間が目立つ
  3. キズが付きやすい

①水漏れする

水漏れしやすい理由は材質の違いがあります。

軒樋と内継手、コーナー部、止まり部などの役物と材質が異なっているのです。

(雨樋メーカーから引用)

雨樋は単純な様に思えても、たくさんの部材種類によって、出来上がっています。

そのため、軒樋とその他の部材の材料が異なる種類もあります。

軒樋は柔軟性があるが、継手・コーナー部・止まり部は硬質の材料が使われています。

すると、接着剤でそれらを留めるのですが、接着剤が固まる前に軒樋がたるんで隙間ができてしまうことがあり、それが水漏れの原因です。

たるみによるの隙間は1、2mmですが、簡単に水漏れしてしまいます。

②隙間が目立つ

先程の雨樋をアップでみるとこんな感じです。

10m程度のものを3か所つなぐ場合、それぞれの隙間が1~2mm程度できてしまうことは当然あります。

マニュアルでは「3mm以内の隙間にしてください」と書いてあります。

屋根に上がってしまうと気にならないのですが、いかがでしょうか?

当然、内側タイプの雨樋は高級品で高価な商品です。

余分にお金を払っているのだから、隙間は無い方がいいですよね。

この1、2mmの話は雨樋の機能には全く関係ないので、デザイン上の話ですが、カタログとかは、隙間ゼロの写真が載っていますので、当然期待してしまうと思います。

私は内側をオススメしませんが、それでもこのデザインがいいと思われる方は、あらかじめ建設会社さんに隙間の許容範囲を聞いておき、足場が設置されているときに確認しておきましょう。

許容範囲が3mm以下と言われるなら、かえって、デザイン性が下がるので、外側タイプの雨樋に変更することをオススメします。(安価にもなります。)

③キズが付きやすい

雨樋は延びる性質があるのですが、それを少なくするために鉄を芯材に入れている商品があります。

その上から被膜を作っているので、被膜がこすれるとキズになりやすいです。

建設現場では、足場が建物周辺を囲んでいるので、4mものの雨樋はどこかに当たりやすいです。

それがキズとなってしまいます。

外側の継手にして、軒樋の隙間を延びしろも考えて開けておくことでよければ、このような被覆タイプを使用する必要がありません。

オススメできません。

 

雨樋は目線からは遠い位置にあるので、樋メーカーの異常な差別化に影響されることなく、機能性が長く維持できるものを選ぶことをオススメします。

 

まとめ:建設会社から雨樋を聞かれたら、外継手にしてくださいと言いましょう。

住宅を選ぶ上で、雨樋を選らぶ可能性は少ないと思いますが、建設会社さんには、外継手にしてと要望しましょう。

樋メーカーの差別商品に振り回されることは勿体ないです。

それなら、その費用を別の部分にあてることをオススメします。

雨樋なら落ち葉よけを付けた方が将来に役立ちます。

隙間などのことを言っても、樋メーカーは受け入れてくれませんので、雨樋に過度な美観を追究することはやめておきましょう。

 

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