みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
先日、飛騨流葉ドローンパークでNHKの取材を受けていました。
そのとき、ふと見ると、台風の被害なのか屋根の一部がめくれている建物がありました。
現在、誰も建物にはいないということだったので、ドローンで屋根を撮影してみました。
ドローンによる撮影
ドローンを活用することで、屋根の上を簡単に撮影できます。
高さ30m程度で、建物全体の屋根を撮影できます。
屋根点検
しかし、屋根点検となるとこの写真では不十分なんです!
写真から屋根の状態を判断できる技量が必要です!
それには、屋根屋がドローンで撮影することがポイントです。
全体を撮影して、気になるところがあったら、その部分を撮影することも必要です。
この建物であれば、赤色の屋根の中で、一部部分に白く見える所があります。
その状況を確認するために、その部分に近づいて撮影します。
すると、棟板金が飛散して、屋根にぽっかり穴が開いています。
また、谷板金付近の金属屋根(横葺き)がめくれています。
反対側から屋根を見てみると、軒先に黒いものが見えます。
軒先の屋根材が飛散していました!
ドローンの撮影により、以下のことがわかりました。
・棟板金が飛散して、棟に穴が開いている。
・谷板金際の金属屋根がめくれている。
・軒先の金属屋根が飛散している。
・軒先の状態に違和感がある。
これらの情報をもとに、地上での屋根点検も行います。
軒先の違和感は、軒天がはがれていました。
さらによく見てみると、
軒天がない部分の野地裏には、金属屋根を留めているくぎから黒い染みが出ているのが見えました。
雨が金属屋根から浸入して、くぎを伝わって、野地裏にも漏れてきていることがわかりました。
周辺を見ると飛散した金属屋根(横葺き)が落ちていました。
屋根に登らずとも、どのように補修する必要があるか、大体はつかむことができました。
屋根に上っての屋根点検だと。
仮定の話として、この建物にはしごをかけて屋根点検したとすると、さらに以下のことがわかるのではないかと想像します。
・野地合板のわたみ具合(野地合板を交換する必要があるのか、判断材料となる)
・金属屋根材の褪色および錆び具合
・谷板金と金属屋根のかかり具合
・軒先部、棟部がはがれた要因
・棟部の小屋裏さび、腐朽の状態
これらの情報をもとに、部分補修が可能なのか?検討します。
何か屋根に不具合が発生した場合、屋根に上って点検した方が確実に精度はあがります。
まとめ:台風被害のあった金属屋根をドローンで屋根点検しました!
台風被害の屋根をドローンで撮影しました。
屋根の上に上がらなくても、大体の被害状況は確認できました。
概算は見積できると思います。
さらに、精度の高い補修見積とするには、屋根に上ることが必要だと思います。
どちらにしても、屋根点検は屋根屋に依頼することをおススメします!
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。