瓦屋根葺き替え現場の下屋に、他の屋根材が使用されていたので、観察しました。 (碧南にて)
横屋(約25㎡)に化粧スレートが施工されていました。
棟際のスレートが割れていました。
施工中に発生したクラックが時間が経過してひび割れになったと思われます。
棟部には、割れをシーリングで補修した痕がありました。
これは、施工中に割れていたので、施工者がシーリングしたと思われます。
平屋の屋根は施工時の屋根業者しか登っていないと思われますので、クラックが経年で成長して割れになったと推定されます。
下屋は心木有瓦棒葺き(金属屋根)でした。
軒先のキャップを留め付け釘が浮いていました。
溝板の軒先唐草との掴み込み部分の再塗装がはがれていました。
平部の再塗装のはがれは見られませんでした。
金属屋根が軒先から劣化する傾向が確認されました。
金属屋根の軒先裏面は広小舞(野地の先端部分)が雨が廻ることによる腐朽が見られました。緩勾配でもあるため、軒先水切りで巻き込み野地裏面が濡れます。この現象が頻繁に発生しているため、木部が高含水率となり、腐朽劣化しました。
金属屋根の軒先部木部腐朽劣化現象が確認されました。
横屋・下屋において、劣化が見られましたので、葺き替え工事終了後に、今後のメンテナンス計画を提案したいと思います。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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