屋根・壁の雨漏り調査についてご紹介いたします。
雨漏りホームドクターkamisei(かみせい) の活動において、建物調査での傾向を簡単にまとめてみました。(少し古いですが、昨年までのデータです。)
建物調査の内容はほとんどが雨漏り調査で、93%でした。その他は、結露調査が4件、断熱材欠損調査が2件ありました。
調査建物は木造が100件と多く、鉄骨ALC造が13件、RC造が7件でした。
調査手法は、基本的には非破壊調査で行い、下記の測定・観察により診断します。
温度・湿度測定
木材の含水率測定
建物外皮・内部の目視観察・撮影
図面確認及び聞き取り調査
散水による観察
次に、雨漏り調査依頼における漏水・不具合箇所をまとめてみました。
サッシ・窓廻りからの漏水が56%ともっとも多く発生していました。その多くは外壁からの雨水浸入が原因です。続いて、天井からの漏水が15%でした。
屋根からの雨漏りは比較的少なく、5%となっています。
また、特徴的なのは、シャッターボックスからの雨漏りも4件ありました。サッシから直接発生する漏水はシャッターボックスで防ぎますが、シャッターボックスの取付不良により、サッシ上部からの漏水が発生していました。
また、外壁からの漏水は、モルタル直張り工法に多く見られました。
雨漏り調査依頼で、原因を調査したところ、結露であった物件もありました。
調査物件の多くは、軒の出がない住宅でした。
長寿命な住宅を考えた場合、軒を出すということは重要な検討ポイントの1つと思います。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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