"お施主様ファースト"の屋根って、どんな屋根材?

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こんにちは〜。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

 

今日は朝から愛知県陶器瓦工業組合の技術委員として、埼玉県草加にある建材試験センターで実験を行いました。

 

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瓦の安全性を確かめるための実験でした。

細かい検討ができていないので、詳細は申し上げられませんが、より瓦の安全性を裏付ける結果を得ることができました。

 

しかし、予想以上に時間がかかったために、終電ギリギリでの帰宅となりました。

 

東京駅で新幹線を待っているとふっと屋根が気になりました。

 

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駅舎の屋根は昔、ほとんどスレート波板でした。

なぜなら、雨漏りしにくい屋根材だったからです。

しかし、アスベストが原料の製品だったために、現在の新しい駅舎の屋根ではスレート波板は使用されず、金属屋根が多くなっています。

 

東京駅の新幹線ホームの屋根も金属屋根になっていました。

 

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波型の屋根というより立て平葺きのような形状に見えました。

 

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軒先部をよく見て見ますと金属屋根の裏面が変色していました。

金属屋根材本体の腐食とは言えませんが、雨水が廻った影響と考えられます。

 

全ての屋根部分で同じ軒先の現象が確認できました。

 

 

話しはまた戻り、実験中に聞いたのですが、金属屋根はたいへん雨漏りの事故が多いそうです。

 

軒先部やその他、取り合いの問題が多いそうです。

最近の流行で金属屋根が増えていますが、”お施主様ファースト”となっているとは言い難い部分もあります。

例えば、金属屋根材の材料保証は、加工(曲げ、成形)などをすると保証外となります。

つまり、真っ平らな材料なら保証するが、屋根材となると保証しないというのは、お施主様にとっては全く意味のない保証ですよね〜。

 

その点、瓦は適切な地域で使用すれば、長持ちですよ〜。

いろいろな実験を行い、さらなる向上を目指しています。

大切な住宅の屋根ですので、いろいろ調べることが重要になりますよ〜!

 

 

 

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