公共施設の屋根をチェックしました!維持管理費がかかる仕様でした!
こんにちは~。
屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
先日、木造・瓦屋根の校舎の視察に行きました。
そのすぐ近くに在った建物は同じ公共施設なのに雰囲気が異なっていました。
同じ公共施設なのに?
学校から300m程度離れたところに町の公共施設がありました。
手前の瓦屋根の建物は足湯を楽しめる施設となっていました。
その奥に見えるのは健康施設のようで、少し前に建てられた感じでした。
同じ公共施設なのに、奥の施設は金属屋根・アスファルトシングル屋根となっていました。
その建設時の時代背景でデザインも異なっていますね。
おそらく、今は地産地消・街並みから木造・瓦屋根で統一感を演出しているが、その前はその考え方がなかったようだ。
屋根にスポットをあててみる!金属屋根。
デザイン・仕様だけでなく、屋根にスポットをあててみる。
金属屋根は横葺という種類でした。
よく見ると表面に錆びが全体的に発生しています。
少し剥がれたような感じもあるので、メンテナンスで再塗装したが剥がれたのかな?
ケラバ板金部分も錆びが発生している。
ここまで劣化が進むと、塗装してもすぐ錆びがでてしまうため、屋根として限界かな?
アスファルトシングル葺き。
下屋に使われているアスファルトシングル葺きはどうかな?
いつも通り、強風で剥がれ飛んだ部分を発見。
さらに、表面の砂がとれて、変色している部分もいたるところに。
どちらの屋根も葺き替え時期と言える。
瓦屋根。
それらに比べ、瓦屋根は?
手前の瓦屋根をよく見ますと、同じ建設時期ではないが立派である。
劣化は全く感じられない。
しか~~し、安心はできない。
なぜなら、旧工法だからだ。(棟に銅線が見える)
瓦の材自体は耐久性は抜群で、全く問題がない。
しかし、旧工法の施工のため、大地震が来ると棟が崩れてしまう。
この屋根の棟部はメンテナンスのタイミングで、ガイドライン工法に取り直しをする必要がある。
公共施設の仕様について
すぐ近くの学校はガイドライン工法のため、メンテナンス費は大幅に安価と考えられる。
公共施設は長期に渡り、維持管理をしなければならないので、設計時のデザイン・イニシャルコストに加え、維持管理費も含めて仕様の検討を是非、お願いいたします。
\(^o^)/
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