工事の概要
日本瓦屋根・絶対NGな補修による雨漏り 部分葺き替えで修理
工期:7日間
築年数:約40年過ぎ
瓦屋根からの雨漏り。絶対NGな補修による雨漏りでした。
瓦屋根からの雨漏りで、和室の天井・土壁がかなりやられていました。
小屋裏をのぞいてみると何カ所も雨漏りの痕がありました。
築年数の割に、雨漏りが多いなと思いながら、屋根へ上ってみました。
すると、すぐに原因がわかりました。
瓦屋根で絶対やってはいけないNGな補修が施されていたのです。
部分補修も考えて、部分葺き替えと部分補修の両方、御見積しました。
結果、雨漏り痕が多いので、お客様から部分葺き替えを依頼されました。
簡単にご紹介します!
和室の雨漏り
立派な和室が雨漏りで、ダメージを受けていました。
土壁が流れ落ちています。
小屋裏をのぞいてみると、
壁の真上に、雨漏り痕がありました。
屋根からの雨漏りです。
他の部分も、雨漏りによる劣化が見られました。
棟・棟違いからも雨漏りしていました。
工事前
屋根に上がってみると、雨漏りの原因がすぐにわかりました。
日本瓦の隙間をぐるりと全部ふさぐ、瓦では絶対やってはいけないNG補修が行われていました。
軒先の瓦は、ビス留めされていることから、瓦屋ではない工事業者がやってはいけないNG補修をやったようです。
結果、部分葺き替えを行うことになりました。
工事中
①古い瓦・葺き土をめくる
古い瓦・葺き土をめくりました。
野地板の上面は思ったほど、劣化しているように見えませんでしたが、劣化している所は、踏み抜けました。
②野地合板の増し張り
野地合板をたる木に留め付けました。
②防水シート(ルーフィング)を張る
野地合板の上に、防水シート(高級改質アスファルトルーフィング)を張りました。
この上に、養生して、1日目のめくりは終了です。
③瓦の復旧をする
瓦の復旧を行います。
瓦桟木・水抜きテープを設置します。
今までの土葺き屋根ではなく、引掛け桟葺きとして、屋根を軽量化して復旧します。
防災瓦は全数留め付けを行います。
棟部はガイドライン工法・冠瓦1本伏せで復旧しました。
耐震・耐風・耐久性が高い仕様での復旧です。
工事後
古い瓦の部分と新しい瓦の部分が違和感なく復旧できました。
瓦という材料の40年差も違和感なく、屋根となる所が瓦のメンテナンス性の良さと言えます。
最初に雨漏りしたときに、すぐに、瓦屋さんに補修してもらえば、部分修理で雨漏りは止まります。
メンテナンスを間違えるとかえって、大掛かりな修理になるので、ご注意ください。
ポイントまとめ
・瓦屋根で絶対やってはいけないNG補修を紹介しました。
・雨漏り箇所が多いと部分補修ではなく、部分葺き替えとなります。
・部分葺き替えの場合は、その部分の葺き土がなくなるので、軽量化になります。
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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