調査の概要
築15年のサッシ上からの雨漏り 雨漏り調査して原因を特定
工期:1日間
築年数:約15年
サッシを交換したら雨漏り
「サッシ上からの雨漏りしているので、調べてほしい。」とご相談いただきました。
サッシをシャッター付きに交換してから、雨漏りするようになり原因を特定したいとのことでした。
修理はサッシ屋さんにお願いするそうで、調査だけの依頼でした。
雨漏り調査だけですと、有料調査となることをお伝えして、調査を行いました。
伺ってみると、外壁は塗装されていて、劣化による雨漏りではない状態でした。
雨漏りが止まらないので、いろいろとメンテナンスされたそうで、お客様は大変お困りでした。
サッシ上から漏れた水で、床のフローリングが少し傷んでいました。
比較的頻繁に雨漏りしているようでした。
サッシを交換して、雨漏りする事例はときどきあります。
サッシ屋さんがいろいろと補修しても直らないことがあるので、その場合は雨漏り調査業者に依頼されることをオススメします。
雨漏りの浸入口はサッシまわりではないこともあるからです。
簡単にご紹介します。
調査の手順
状況確認
雨漏りの状況をお聞きします。
室内の雨漏り場所、どんな雨(大雨・雨・強風雨・長雨)で雨漏りが発生するか、最近はいつ頃したか、などです。
白いサッシ枠に茶色の雨漏り痕が確認できました。
その下の床は、フローリングが痛んでいました。
頻繁に雨漏りしていることがわかります。
外に出て、外観を確認します。
赤外線サーモグラフィ調査
室内の温度状況を調べます。
赤外線カメラで熱画像を撮影しましたが、すでに、乾いていて、雨漏りによる温度低下は見られませんでした。
散水調査
あやしい場所を順番に散水しました。
シャッター付きサッシ上を散水しました。
すると、サッシ枠内で漏水が確認できました。
しかし、サッシ枠ないだけで、室内へ浸水することはありませんでしたので、別の浸入口を探しました。
サッシを交換した場合、新旧の枠のつなぎ目が心配となります。
その後、サッシ上のいろいろな箇所を散水しましたが、なかなか室内への漏水が確認できませんでした。
強風雨による雨漏りとのことで、散水範囲を広げました。
サッシ上にモールがあり、そのつなぎ目を散水しました。
すると、室内への反応がありました。
サッシ上からの漏水が確認できました。
やがて、窓際の床からも水が染み出てきました。
サッシまわりは雨漏りがもっとも発生する場所です。
サッシを交換するときは、新築時に設置するよりも周辺の取り合いが難しくなります。
サッシ本体は問題なくても、周辺からの雨水が浸入することもありますので、サッシ屋さんで直せない場合は、雨漏り業者に依頼することをオススメします。
屋根・雨漏りに関して、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
神清からのお願い
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