勝手口ドア上からの雨漏り 散水調査&サーモグラフィで浸入場所を特定

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    創業150年三州瓦の老舗で、生産・販売・工事を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー/日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

雨漏りで困っている人。

なかなか雨漏りが止まらない人。

 

この記事で伝えたいこと

築10年以内で、雨漏りが発生すると嫌ですよね。

建てた工務店さんに言ったら、もちろん無料で補修をしてもらえます。

困るのは、直してもらったのに雨漏りが再発することです。

年に1,2回の雨漏りでもしっかり10年以内にしっかり直してもらいましょう。

わからないなら、雨漏り調査業者に調査してもらいましょう。

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調査の概要

勝手口ドア上からの雨漏り 散水調査&サーモグラフィで浸入場所を特定。

工期:1日

築年数:8年

勝手口ドア上からの雨漏り 散水調査&サーモグラフィで浸入場所を特定

築8年の住宅で、強風雨のときだけ雨漏りするけど、原因がわからず困っていると相談がありました。

雨漏り箇所は、勝手口ドア上でした。

以前に、雨漏りしたときにドア上の外壁をはがして、ドア上の防水シートをやり直したとのことでした。

伺ってみると、勝手口ドア上には、ひさしがあり、ひさしの下は雨漏りの浸入口にはなりそうもありませんでした。

赤外線サーモグラフィと散水調査で雨漏り浸入箇所を特定しました。

どうしても止まらない雨漏りは、違う業者の目を入れるで解決することもあります。

簡単に、ご紹介します。

 

勝手口ドア上からの雨漏り調査

雨漏りの様子

勝手口ドア上から雨漏りするとのことでした。

年に1、2回の強風雨のときだけ、雨漏りする状態でした。

勝手口ドア上はシミもなく、一見では雨漏りの痕はわかりませんでした。

外側を確認すると、

勝手口の上には、ひさしもあり、その下から浸入するとは考えにくい状態でした。

散水調査を行う前の室内側の熱画像を撮影しました。

散水調査

念のため、ドア上から順番に散水をして、浸入口を探しました。

なかなか漏れない状態で、2階の窓付近まで散水をしました。

2階の窓付近のサイディングの相じゃくり部分を散水したときに、漏水が確認できました。

勝手口ドア上のドア枠と木枠の間から漏水しました。

漏れ出すと一気に床に溜まるほどでした。

工務店さんの思い込みで、調査範囲を限定していたために、浸入口を特定できなかったようです。

なかなか止まらない雨漏りは、第3者に調査してもらうことが近道だと思います。

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