瓦屋根の部分補修 けらば部を新旧の瓦で葺き直し【名古屋市西区】

工事の概要

屋根材:日本瓦(土葺き)64版(少し小さい)

価格:約15,000円/m(足場、下地補強抜き)

工期:3日間

築年数:約50年 約13m

 

古い日本瓦(土葺き)屋根のけらば部を部分補修、劣化した瓦のみ交換!

いぶし瓦の日本瓦(土葺き)屋根の物件でした。

瓦は古く、64版と呼ばれる現在の瓦よりも小さい瓦です。

使える瓦は使用して、部分的に補修してほしいとのことでした。

64版の瓦を用意して、新旧の瓦を混合して葺き直ししました!

日本瓦は他の屋根材に比べて、メンテナンス性に優れています。

もちろん、50年以上前の瓦と現在の瓦は同じ64版という規格でも、大きさが若干、異なります。

一般の方では大きさが違う瓦をいっしょに施工することはできませんが、瓦職人の技によって、葺き直しすることができました。

瓦自体は焼き物で耐久性が高いため、瓦屋根の場合は古くなってズレなどが生じても部分補修で、工事費を安価にすることが可能な場合もあります。

 

工事の手順

工事前の状態

工事前の屋根の状態です。

屋根の端に使用するけらば瓦がズレていて、その隣の冠瓦を浮き上がり、隙間が開いた状態です。

平部はそこそこきれいに納まっているので、けらば部のみ部分補修となりました。

 

1.ズレて劣化した瓦をめくる

冠瓦は銅線で緊結されているので、銅線をカットして古い瓦を取り除きます。

 

2.葺き土の代わりに南蛮しっくいを使用して隙間を埋める

古い瓦・葺き土を取り除いたら、平瓦を並べ直します。

冠瓦を留め付ける銅線は屋根の野地板に冠瓦ピッチで留め付けます。

銅線を野地板から真直ぐ伸ばした状態で、瓦と瓦の隙間に南蛮しっくいを葺き土の代わりに入れ込みます。

南蛮しっくいは葺き土に比べて、強度、防水性も高いので、耐久性が向上します。

 

3.けらば瓦に孔を開け、銅線で留め付ける

昔のけらば瓦は端部に留め付け孔がありません。

古い瓦も新たに孔を開けて、野地板から銅線で留め付けます。

冠瓦も1枚毎に銅線で留め付けます。

このように銅線で留め付けることで、ズレ防止となり、長持ちします!

4.新旧の瓦を葺き直して完成!

施工完了後の屋根です。

赤丸部分は新しい瓦を使用しています。

大きさが違う新旧の瓦を葺き直しても、葺き上がってしまうと違和感はないですよね!

新しいいぶし瓦が白っぽいので、色目の違いだけがわかるだけです。

破風板を板金で巻くと50年前の建物には、見えないですね。

 

予算があれば、日本瓦の旧工法の棟も耐震補強したい所でした。

巨大地震が来る前に、次の機会では、耐震改修をお勧めしたいです!

日本瓦屋根はこのように部分補修することも可能です。

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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