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化粧スレート屋根の太陽光設置におけるアスベスト対策について!
みなさま。こんにちわ。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清のDr.神谷です。
化粧スレート屋根に太陽光設置を検討されている方から、アスベスト対策のお問い合わせをいただきました!
なかなか、クローズアップされていないのですが、屋根におけるアスベスト被ばくリスクの高い工事となりますので、その問題点をご紹介いたします!
化粧スレート屋根って、アスベストが入っているの?
2004年まではアスベスト入り化粧スレート屋根が製造されていました!
今からたった、13年前です。
流通在庫まで考えると、築10年以内は大丈夫ですが、それ以前は入っている可能性があります!
アスベストはどんな問題となるの?
2005年6月の株式会社クボタの記者発表により、大きな社会問題となりました!
アスベスト(石綿)により、中皮腫などの健康被害が発生している・・・
特に、製造工場の作業員だけではなく、建設現場や解体作業によって、中皮腫を発病している。
太陽光パネル設置はどんなリスクがあるの?
化粧スレート屋根に太陽光パネルを設置する場合、化粧スレート屋根に孔を開けて取付金具を設置します。
化粧スレート屋根に孔を開けるときの穿孔(せんこう)作業で、アスベスト粉じんが飛散します!
化粧スレート屋根に孔を開けるとはこんな感じ!!
1つの金具を取り付けるだけで、大量なアスベスト粉じんが発生します!
そこで、アスベスト粉じんが飛散せずに、湿潤化しながら改修するドリルを開発しました!
DHドリルです!
ダストホールドリルという消耗品の太陽光パネル設置のためのスレート屋根穿孔用ドリルです!
通常ドリルの刃先にドリルケースと先端キャップがついているシンプルな構造です。
ドリルケースの中にはゲル状の吸着剤が入っていて、アスベスト粉じんを湿潤した状態でキャッチすることができます!
また、先端キャップを湿潤硬化剤で濡らしながら穿孔するので、外部への飛散もありません。
実際のドリルはこんな感じです。
市販のインパクトドリルの先端にDHドリルを装着するだけです。
これで、穿孔してみるときれいに粉じんが取り込まれます。
確実にアスベスト粉じんをドリルケースに回収することができます!
作業者の健康被害を防ぐだけではなく、お施主さま、周辺住民のリスクも低減できます!
一般に使用されているの?
周辺住民を含めたお施主さま、作業者のアスベストリスクを低減する簡単なドリルなので、一般に普及しているのかな?と思われることでしょう!
残念ながら、一部の方のみに使用していただいています!
なぜ?なのでしょうか?
アスベストの健康被害は吸引後、すぐに発病するものではありません。
20年ぐらい経過して、初めて、中皮腫などの重い病気となります。
そのため、アスベストは「静かな時限爆弾」とも呼ばれているのです。
ほとんどの太陽光、建築業界としては、20年後に問題になるかも?に対して、コストを掛けたくないのが実情です。
そのため、コンプライアンス意識の高い企業様だけがお使いいただいています。
お施主さまが要望すれば・・・
一般のお施主さまが自宅の屋根を工事する場合にDHドリルを使用してほしいと希望される場合は、お施主さまの支給品となれば可能だと思います!
もしくは、業者さんに使用することを条件にして、契約をする場合も可能だと思います!
DHドリルは、説明書を読めば簡単に使用できますので、ご安心ください!
とにかく、湿潤化することが重要です!
DHドリルは神清ショップから購入可能となっています!
http://www.kamiseishop.com/sp/sp6.cgi
アスベスト関連の記事も参考にしてください!
化粧スレート屋根の解体・改修については下記の記事が参考になれば幸いです!
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