講習会 (構造性能評価の見える化について)

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こんにちは〜。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。
今日はかなり建築よりのカンファレンスに参加しました。
題名は、「Wallstatによる木造住宅の構造性能評価の見える化・CEDXM連携でより効果的に」というものです。
なかなか難しいので、興味深い部分のみご紹介いたします。
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Wallstat を開発されている国土交通省国土技術政策総合研究所の中川先生が、熊本地震における被害状況もふまえての検証を発表されました。

写真は益城町の被害状況です。
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現地での調査から旧耐震の木造住宅の多数が倒壊していたとのことでした。

被害調査をもとにその原因解明ために、wallstat による検証を行っているそうです。
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wallstatとは木造住宅の建物全体の地震時の損傷状況や倒壊過程をシミュレートする数値解析プログラムです。

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あまり詳しいことはわかりませんが、建物の設計・仕様・部材等を入力することで、その建物の耐震性能が動画で見える化することができるそうです。
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建物に地震波を与えることで、倒壊のシミュレートをすることができます。

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過去の振動台実験とシミュレートの精度を比較検証することも行っているそうです。
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近い将来、住宅購入を考えている方がその設計での耐震性能を確認してから購入することになりそうです。
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大変画期的なソフトだと思います。
さらに、先生は言われました。
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昭和8年(関東大震災)を受けて、筋交の仕口は釘は避け、ボルト締めと書いてあるそうです。
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阪神大震災では実務設計者・施工者との研究者の溝が大きいことが原因と結論付けられたそうです。

最後は、実務レベルまで浸透させることが重要と締めくくられました。
こんなソフトがすでに開発されていると大変感
激したカンファレンスでした。
できるものなら、自宅もシミュレートして補強・補修したいと思ってま〜す。 (o^^o)
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