黒壁スクエアの黒壁といぶし瓦は雰囲気のある街並みを作り出しています!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
先日、滋賀県の黒壁スクエアへ遊びに行きました。
大変、にぎわっている観光地でした。
瓦屋根が観光資源の一翼を担っている感じでしたので、勝手にご紹介します!
黒壁の街並み
黒壁スクエアは滋賀県長浜市旧市街にある、伝統的建造物群を生かした観光スポットです。
ガラス工芸品などがある黒壁ガラス館は大賑わいでした。
庭にあったガラス製のモニュメントです。
手造り工芸教室なども開催されているようでした。
街並みで目についたのが、いぶしの一文字軒瓦です。(⇒の瓦)
商店街に面するお店のほとんどが一文字軒瓦となってきて、統一感があり、きれいな街並みとなっていました。
お店の中には、黒壁に瓦を入れ込んだインテリアもありました。
食べ物屋さんには、長蛇の列ができていました。
そんな中、少し気になる屋根もありました。
裏道にあった屋根ですが、いぶし瓦で施工されていました。
旧工法で施工された棟となっていて、メンテナンス時期となっていました。
よく見るとしっくいがはがれ、その中にある葺き土も浸食されて、外へ出ていました。
ちょうどそのあたりの棟は少し沈みこんでいたので、このままにしておくと棟が崩壊する恐れがあります。
観光客の頭の上に落下する恐れもありますので、そろそろ、ガイドライン工法でメンテナンスする時期だと思います。
たまたま、もっと崩壊した棟が近くにありました。
公衆トイレの目隠し壁です。
たくさんの人がその下を通り過ぎていました。
よく見ると、
一文字軒瓦も棟瓦も崩壊しかけていました。
棟部は雨水が常時入り込む状態で、そこの中にある葺き土から草が生えていました。
瓦屋根から草が生えると雨水が浸入している証拠ですので、メンテナンスのサインと言えます!
下からのぞいてみると一文字軒瓦は完全にずれていて、落下の心配もあります。
このようになると早急な対策が必要です。
恐らく、瓦自体はそのまま仕様できるので、一度、瓦を外して、ガイドライン工法で葺き直した方がいいと思います。
瓦のしっくいがはがれても、すぐには問題ありませんが、そのままにしておくとこのような崩壊までつながりますので、ご注意ください。
瓦自体はメンテナンスに優れているので、部分補修は可能です。
このような街並みを維持するためには、古い瓦屋根に部分的に交換できるという瓦の互換性は利点となります。
黒壁も塗り直しできるため、瓦とともに古い街並みを維持できているポイントですね!
食事は近江牛のお店が多く、次回は必ずいただこうと思いました。
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