工事の概要
屋根材:スレート屋根 踏み割れから雨漏り⇒「葺き替え」新規スレート屋根
価格:約13,000円/㎡(足場、下地補強抜き)
工期:4日間
築年数:約20年
目次
スレート屋根雨漏り補修 スレート踏み割れからの雨漏り。家の木材がくさっていました。
2階の天井から雨漏りしているとお客様から相談をいただきました。
まずは雨漏り調査を行います!
雨漏りの浸入箇所を特定するために、雨漏り調査を実施しました。
屋根に上がってみるとスレート屋根でした。
天井の雨漏りしている真上を詳しく観察してみると、
スレート屋根に踏み割れが発生していました!
そこで、散水調査を行いました。
スレート屋根の踏み割れ部分に散水して、室内側の雨漏り箇所を確認しました。
すると、2階天井の雨漏り部分から水分の反応がありました。
浸入箇所はスレート屋根の踏み割れ部でした。
応急処置として、スレート屋根の踏み割れ部にシーリングを行いましたが、再び、雨漏りしたので、葺き替えを実施しました。
工事の手順(スレート屋根の葺き替え)
工事前の状態
経年劣化したスレート屋根です。
所々、踏み割れが発生していました。
1.スレート屋根を解体
スレート屋根をめくるとその下には、防水シート(最高級改質アスファルトルーフィング)が施工されていました。
最高級の防水シートでも雨漏りすることもあるようです!
2.谷板金、防水シートをはがす
谷板金、防水シートをはがしてみると屋根面となる野地合板(のじごうはん)がくさっていました。
野地合板が腐っていたので、常時、雨漏りしていたと思われます。
3.くさってしまった野地合板をはがす
くさった野地合板をはがしてみると家の木材まで白く、くさっていました。
表面だけのくさりだったので、そのままにしておかないで「葺き替え」してよかった現場と言えます。
4.新しい野地合板、防水シートを設置
くさった野地合板を交換して、新しい野地合板、防水シートを設置しました。
5.屋根全体に新しい防水シートを設置
屋根全体を新しい防水シートでおおいます。
この上には、新規スレート屋根を施工して、完成です。
まとめ:スレート屋根から雨漏りしたら、野地合板が腐朽しているかも?葺き替えをおススメします!
スレート屋根の雨漏り補修工事をご紹介しました。
スレート屋根をはがしてみると野地合板、家の木材もくさっていました。
実は、葺き替えせずに、「カバー工法」をすすめる業者さんも多いです。
木材がくさっているか確認しないまま、スレート屋根に金属屋根でカバーするのは、まさに、「臭い物にふたをする」ではないでしょうか!
「カバー工法」に関して、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
スレート屋根の雨漏りは「カバー工法」ではなく、葺き替えをおススメします。
屋根に関してお悩みやご質問等あれば、お気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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