金属屋根(非鉄金属)の材質は?
金属屋根の材質は、鋼板など以外にもあります。
主な非鉄金属の種類は以下の種類があります。
(引用:共同研究成果報告書より)
昔から社寺仏閣でも使用されてきた銅板。
耐久性の高いアルミニウム合金板や最近では、チタニウム板も使われています。
銅板
以下に、銅板をご紹介します!
最高級素材の銅板屋根。銅板は柔らかな素材で、曲線加工にも対応するため、きめ細やかで繊細な仕上げを実現します。
経年でより風合いの変化を楽しむことができ、かつ高耐久のため代々受け継ぐ建物に最適です。
上の写真は東別院の銅板屋根です。
社寺仏閣以外にも銅板屋根は使用されています。
一般の建物の銅板・横葺きです。
また、和風住宅の軒先で使用されることも多いです。
軒先で使用された銅板・一文字葺きです。
経年で銅板が黄土色から緑青色に変化することも経年美と感じ、高級品のイメージがあります。
アルミニウム合金板
アルミニウム合金板は加工性がよく、耐久性が高い特徴があります。
材としては、軟らかい板のため、ある程度強度がある種類を選んで、屋根を葺き、耐力不足とならないように気をつけます。
耐候性が優れているので、海岸地帯では良好です。
施工時では、異種金属との接触を避けることも必要です。
上の写真は、暴露試験で施工されていたアルミニウム合金板の瓦棒葺きの屋根です。
38年経過しても、錆びや著しい劣化はありません。
一般住宅でも、高級品として、使用されています。
チタニウム板
チタニウム板は銅板よりも耐候性が高くなっています。
材料としては、非常に硬く、現場の加工などは難しいと言われています。
瓦をまねた形状に成型することで、加工を減らしています。
上の写真は、浅草の浅草寺の屋根です。
初期費用は、瓦や銅板よりもかなり割高な商品です。
鬼や掛瓦などは本物の瓦を使用しているので、色が異なっています。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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