仕様書ってなに?
仕様書とは、建築工事において、設計者が施工者に対して、
設計図に表すことができない材料の品質や工事の方法を指示するものです。
標準仕様書とは、建物は違っても工事仕様に共通する点は多くあります。
これらをまとめた標準的な仕様書があれば、設計者は引用することができ、
仕事の効率化する目的でつくられたものです。
例えば、住宅の基礎工事において、基礎の形状や寸法はおのおのの設計図に表され、それぞれ異なっています。
鉄筋の材質やコンクリートの調合比率、練り混ぜや打ち込み、養生方法などは、仕様書に示されています。
新築を検討する上で、間取りなどの図面は熱心に見るて、設計者と打ち合わせすると思います。
しかし、仕様書は、ほとんどスルーしてしまっています。
住宅の性能・品質に影響する仕様書についても、内容について、設計者に質問することも大事と言えます。
標準仕様書の代表例
代表的な標準仕様書としては、日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS)があります。
各27工事種別ごとにあり、屋根工事はJASS12となります。
屋根下地から各種屋根材までを規定しています。
現在は、2004年に発行されたものとなっていますが、来年には、改訂される予定です。
その他の仕様書としては、(独)金融支援機構住宅工事仕様書(木造住宅編、枠組壁工法住宅編)があります。
金融支援機構の融資住宅を対象にしたものですが、
広く一般の木造住宅工事においても採用され、工事仕様の標準と考えられています。
これらに記載されている内容は、その時代の標準的な仕様とも言えます。
新築前に、気になる仕様(例えば、耐震、耐久性、省エネなど)を読んで、設計者に確認してみると、より安心できると思います。
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