目次
雨音がうるさい5つの原因とは?【雨漏りだと心配】
雨音がうるさい5つの原因は以下となります。
- 金属屋根
- 庇(ひさし)
- 雨樋(あまどい)
- ベランダのテラス屋根
- 雨漏り
夜、大雨が降ったときなどは雨音で起きてしまうこともあり、睡眠不足など健康面にも影響を与えることもあります。
意外と安易に考えられないのが、雨音問題です。
次の章からそれぞれについて詳しく解説していきますね。
【雨音がうるさい5つの原因】①金属屋根
雨が降ったときの雨音は、雨があたるものの材質によって、響きやすさが違ってきます。
一般に音は薄く軽い方が響きやすく、トタン屋根やガルバリウム鋼板屋根などの金属屋根材では、雨音が響きやすくなっています。
現在、新築では天井上の断熱材が厚くなる傾向ですので、ガルバリウム鋼板屋根から屋根裏・天井を通って伝わる雨音はあまり気にならなくなっています。
しかし、1階屋根のガルバリウム鋼板からの雨音が2階の窓を通して室内へ伝る音が気になる人は多いようです。
また、リフォームで屋根材をガルバリウム鋼板に交換した人から、「雨音がうるさくて困っている。何か対策はないか?」とご相談を多くいただきます。
リフォーム前後で、雨音の違いが問題となるほど、金属屋根の雨音が大きいのは事実です。
リフォームにおいては、防音の下地などを入れるなどの対策は必須とお考えください。
【雨音がうるさい5つの原因】②庇(ひさし)
屋根本体が瓦屋根やスレート屋根であっても、窓の上に張り出した庇(ひさし)は、金属製の場合が多く、雨音がうるさいと問題になることが比較的多いです。
庇に当たった雨音は、窓から室内へ入るため、断熱が厚く入っている新築でも気になります。
以下の条件では、大きな雨音がします。
- 大雨、強風雨のとき
- 建物のデザイン状、上部からの滴下する雨水が庇に当たっているとき
- 雨樋が破損して雨水があふれているとき
とくに、最近流行りの軒(のき)のない家では、雨漏り対策として庇がついている場合が多く、滴下する雨水が庇に当たる確率が高くなり、雨音がうるさくなる可能性が高いです。
対策としては、庇の上に人工芝を貼ったり、庇の下面に静音シートを貼ったり、最終手段としては、庇を防音性の高いものに交換したりするなどの方法があります。
【雨音がうるさい5つの原因】③雨樋(あまどい)
ある日から急に雨音が大きくなったときは、雨樋の詰まりや破損の可能性があります。
屋根に降った雨水を集めてうまく排水する役割のある雨樋が、詰まったりや破損したりすると、1階屋根、庇や外壁、地面に当たる雨水の量が増えて、雨音が大きくなる可能性があります。
雨樋の詰まりは点検するか、大雨のときに雨樋を確認することで、発見することができます。
こちらの記事では、雨樋の詰まり防止に効果的な落ち葉よけシートとその設置方法についても解説しています。
落ち葉よけシートをDIYで試しに設置してみました!(雨樋用)
【雨音がうるさい5つの原因】④ベランダのテラス屋根
多少の雨でも洗濯物が濡れないベランダのテラス屋根は大変便利ですが、大きな雨音がしてうるさい場合があります。
またテラス屋根でよく使用されるポリカーボネートは、薄くて軽い材質のため、音がよく響きます。
ベランダのテラス屋根は、防音材や断熱材を張ることはなく、屋根材1枚だけで構成されるため、音が大きくなる傾向にあります。
対策としては、なるべく厚めのポリカーボネートに交換することで、音が軽減される可能性があります。
【雨音がうるさい5つの原因】⑤雨漏り
雨音がうるさいと感じる場合で、最も気を付けなければならないのは、雨漏りが原因の場合です。
屋根材からの雨音ではないと違和感を感じたときには、どこから雨音がしているか確かめましょう。
天井上や壁内から雨音が聞こえる場合、雨漏りの可能性が高いです。
対策としては、雨音を小さくするのではなく、雨漏りを直すことが基本となります。
雨漏り修理業者に依頼することをオススメします。
雨漏り対策にも有効!金属屋根の雨音を軽減するには?
金属屋根の雨音を軽減するには4つの方法があります。
- 音を軽減できる下地を入れる
- 防振材(制振材)の裏打ちを行う
- 防音効果のある塗装で塗り替える
- 葺き替えか重ね葺きを行う
それぞれについて簡単にご紹介します。
音を軽減できる下地を入れる
金属屋根の雨音を軽減するには、下地を入れることがあります。
下地としては断熱材を入れることが多いです。
断熱材は、そもそも建物の断熱性を高めるために入れるものですが、その副次効果として雨音を軽減する効果が期待できます。
防振材(制振材)の裏打ちを行う
金属屋根や庇は、素材として振動しやすいため雨音が響きやすくなっています。
金属屋根に防振材(制振材)の裏打ちを行うと反響振動音を防ぎ、雨音を軽減することができます。
以上2つは、金属屋根を施工する前に行う対策です。
防音効果のある塗装で塗り替え
近年は防音効果の高い塗料もあります。
金属屋根の施工後にどうしても防音を行いたい場合は、防音効果の高い塗料を表面に塗布することがあります。
葺き替えか重ね葺きを行う
屋根材ごと替えてしまうか、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねる重ね葺(カバー工法)も、防音を実現することができます。
これらは、費用がかかるため、他の不具合のメンテナンス時期に合わせて検討されることをオススメします。
屋根が新しく施工されますので、屋根からの雨漏りが発生している場合には、葺き替えを行うことで雨漏りを直すことができますので、効果的と言えます。
雨音がうるさいのは雨漏りが原因かも?放置するとヤバイ?
雨音が雨漏りの場合、放置すると、建物の構造体にまで被害が及ぼす可能性がありますので、放置はやめておいてください。
雨漏りを放置することで、シロアリによる蟻害が発生します。
また、カビが増殖する可能性があり、アレルギーが発生し健康被害の心配もされます。
雨音が雨漏りによる場合は、雨漏りの放置は絶対にしてはいけません。
雨漏りを放置するリスクに関しては、こちらの記事をご覧ください。
雨漏りを放置すると家の寿命が減ります【屋根屋が危険性を解説】
雨音がうるさく雨漏りの可能性ある場合は専門業者に依頼しよう
先ほどあげた雨音がうるさい原因にあてはまらず、雨漏りが原因であるかもしれないと感じた場合は、雨漏りの専門業者に依頼することをオススメします。
室内へ漏水しない雨漏りは時間経過と共に進行している可能性が高いため、できるだけ早く専門業者に相談してください。
この場合、室内への漏水がしている場合ではないので、いきなり雨漏り修理ではなく、雨漏り専門業者に一度調査してもらうことをオススメします。
雨漏りではなく、水まわりの配管からの水漏れの可能性もあります。
雨漏り調査についてこちらの記事では詳しく解説しています。
雨漏り調査ってなにをするの?費用は?5つの方法をプロが徹底解説!
【まとめ】雨音がうるさい原因として、雨漏りが考えられる場合はすぐ対処しよう
雨音がうるさい5つの原因は以下となります。
- 金属屋根
- 庇(ひさし)
- 雨樋(あまどい)
- ベランダのテラス屋根
- 雨漏り
夜、大雨が降ったときなどは雨音で起きてしまうこともあり、睡眠不足など健康面にも影響を与えることもあります。
一般に音は薄く軽い方が響きやすく、トタン屋根やガルバリウム鋼板屋根などの金属屋根材では、雨音が響きやすくなっています。
リフォームで屋根材をガルバリウム鋼板に交換した人から、「雨音がうるさくて困っている。何か対策はないか?」とご相談を多くいただきます。
金属屋根の雨音を軽減するには4つの方法があります。
- 音を軽減できる下地を入れる
- 防振材(制振材)の裏打ちを行う
- 防音効果のある塗装で塗り替える
- 葺き替えか重ね葺きを行う
雨音がうるさいと感じる場合で、最も気を付けなければならないのは、雨漏りが原因の場合です。
屋根材からの雨音ではないと違和感を感じたときには、どこから雨音がしているか確かめましょう。
室内へ漏水しない雨漏りは時間経過と共に進行している可能性が高いため、できるだけ早く専門業者に相談してください。
この場合、室内への漏水がしている場合ではないので、いきなり雨漏り修理ではなく、雨漏り専門業者に一度調査してもらうことをオススメします。
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