~入母屋(いりもや)屋根ってなに?(屋根の形状3)Q073~ 図解 屋根に関するQ&A

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「屋根の形状で、切妻と寄棟の中間みたいなやつはどうなの?」とお施主さまから質問をいただきました。

Q:入母屋(いりもや)屋根ってなに?(屋根の形状3) ~Q073~

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A:寄棟(よせむね)造りの棟木を水平に伸ばし、切妻(きりつま)屋根となるような形の屋根。社寺建築・一般住宅に多く見られる屋根であり、切妻屋根と寄棟屋根とが結合した考えられる屋根形状。小屋裏換気に関しては、開口部を多く得ることができる屋根形状となっている。和風住宅で多く採用された屋根であるが、現在は高級な住宅のみである。

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雨仕舞に関しては、屋根形状が複雑となるため不利となります。

小屋裏換気に関しては、妻換気と軒天換気を併用できるため、大幅に開口部を設置できます。

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切妻のように、けらば部だけの部分がなく、屋根周辺全部が軒先となるため、全周といを設置できます。

外壁の保護につながります。

また、外壁面積が少なくなり、屋根が多い仕様となります。

メンテナンスが少ない屋根を多くすることで、長持ちする家の形状と言えます。

入母屋屋根の場合は、日本瓦屋根とすることがほとんどです。

残念ながら、新築では大幅に減少している屋根形状と言えます。

日本の農村地域で多く採用された屋根形状ですので、原風景として、維持されることを期待します。

昔の民家である茅葺き屋根でも多く見られる形状といえます。

 

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