水とついている鬼瓦ってなに?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えしています。
「屋根の鬼瓦に水って書いてあるけど、どんな意味なの?」とお施主さまからご質問をいただきました。
Q:水とついている鬼瓦ってなに? ~Q037~
A:鬼瓦に水をつけているのは、火災除けの御守り。家を守るために、昔から鬼瓦は魔除け、縁起物など想いを込めて屋根に使われている。特に、昔は火事の類焼を恐れていたので、瓦屋根にして防火対策としていた。さらに、魔除けとして、鯱(しゃちほこ)や鴟尾(しび)などの水を連想するものを屋根の頂部につけて、火災除けとしていた。その名残で、鬼瓦に水をつけている。
火災除けの御守り・魔除け
名古屋城の金の鯱(しゃちほこ)が有名ですね。
住宅の屋根でもしゃちほこが設置されています。
鴟尾の鴟は怪魚の一種で、海水を吹き、雨を降らす魔力をもつといわれ、火災を防ぐ意味が付加されたといわれている。(しゃちほこの前形)
飾り瓦として、屋根に魚を飾る風習もあります。
気候が乾燥すると山火事や火災が多く発生して、ニュースとなっています。
瓦屋根が普及したのも江戸時代の火災対策と言われています。
大切な家ですので、類焼を防ぎたいという思いの表れですね~。
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