長寿命住宅用の瓦屋根には、点検瓦はいかがでしょうか?

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こんにちは~。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

 

数年前の研究会で、瓦屋根の長寿命化を熱心に議論していました。

その時に、出た話として、『屋根が長寿命化した時でも点検は必要だよね』というものでした。

防災瓦や瓦の緊結をビス留めにすると瓦をめくって、下葺き材を確認・点検することが大変になります。

それから発展して、『点検瓦』があればいいのでは?ということで、点検瓦を試作したことがあります。

 

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これが『点検瓦』です。

瓦の表面から貫通したビス孔があらかじめ開いています。

 

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表面のビス孔(赤丸)は施工時に、瓦桟木(青線)の位置にちょうど来るため、瓦桟木に留め付けることができます。

 

これを実際に施工した現場があります。

 

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赤丸の部分にちょうどビスが通るようになっていて、下の瓦桟木に留め付け可能となります。

 

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この点検瓦の尻部にはビスは留め付けしません。

表面から少し長いパッキン付ビスで留め付けます。

点検するときは、この表面のビスを外すことで、瓦を割ることなく点検瓦を抜き取り、その下の下葺き材を点検することができます。

 

神清のホールレス工法の現場において、点検瓦を施工してみました。

専用の瓦をつくることができなかったので、ちょうどいい位置にドリルで孔を開けて代用しました。

 

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ホールレス工法の現場のため、瓦はビス留めです。

太くて大きい瓦桟木に瓦はしっかりと留め付けられます。

点検する時には、瓦を割ってしまう可能性がありますので、点検瓦を設置しました。

 

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赤丸の4枚のビスを外すことで、簡単に瓦を抜き取ることができます。

点検後はまた、同じようにビス留めすればよく簡単です。

瓦の表面にビス孔が開いていますが、山部のため、雨水浸入のリスクは少ないです。

仮に浸入したとしてもホールレス工法のため、漏水することなく、軒先から排出されます。

 

長寿命な住宅には、小屋裏点検口、床下点検口が必須となっていますが、瓦屋根も点検瓦が有ってもいいと思いま~す! \(^o^)/

 

 

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創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事 

住宅調査・雨漏り調査  (株)神清(かみせい)

f:id:capuriclub:20160615183549j:plain 神谷 昭範(かみやあきのり)です

【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ

【資格】二級建築施工管理技士

    (JSHI)(住管協)ホームインスペクター

    住宅メンテナンス診断士

    赤外線建物診断技能師/気密測定技能者 

    石綿作業主任者    

(株)神清ホームページ:http://www.kamisei.co.jp

雨漏りホームドクターhttp://www.kamisei.co.jp/amamori/

所在地:愛知県半田市高浜市

フリーダイヤル:0120-951-890

調査場所:名古屋市安城刈谷・岡崎・豊田・三河・知多

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