瓦屋根の築20年点検を行いました!問題なし!
みなさま。こんにちは。
我が家と思って心を込めて、誠実に調査、補修いたします!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
弊社事務所が築20年となります。
特別、雨漏りなど不具合は感じていないのですが、定期点検として、屋根の20年点検を行いました。
下から屋根全体を観察したところ、特別、違和感はありませんでした。
この外観の違和感の有無は結構、重要なんです!
特に、木造の場合、建物本体のゆがみが屋根に現れることもあります。
屋根に登っての目視検査
続いて、屋根に上がって細部まで点検を実施しました。
棟のしっくい
赤丸部分の棟のしっくい・棟土をチェックしました。
剥がれ・崩れ等もなく問題ありませんでした。
瓦のカケ・ひび割れなし
桟瓦(平部)はカケ・ひび割れ・クラック等もありませんでした。
また、褪色・変色等も全くありませんでした。
棟部はガイドライン工法に準ずる仕様
赤丸は躯体から冠瓦を留めている銅線です。
棟部はガイドライン工法に準じた仕様となっています。
鬼瓦とのし瓦の間のシーリングもやせていますが、亀裂はありませんでした。
棟を通して観察してもゆがみ・傾き等もありませんでした。
けらば部の緊結
けらば部の銅線も劣化は見られませんでした。
下葺材の点検
瓦を一部めくり、内部をチェックしました。
(瓦の良さは下地を確認できることですね。他の屋根材に比べてメンテナンス性が優れています。)
瓦は全数釘留めとなっています。
瓦は防災瓦ではなく、縦桟瓦となっていました。
黒い⇒が桟木25×25mmです。よく乾燥して、腐朽は見られませんでした。
青い⇒がルーフテープ厚み2?で、水抜きのために使用されています。
樹脂製品ですが、劣化は見られませんでした。
白い⇒が縦桟木15×20mmです。瓦の耐風性を向上させるためのガイドとして機能します。
下葺き材はアスファルト系のルーフィングです。
これらは瓦の下にあるため、想像以上に状態はいいと感じました。
下葺き材上には著しい量の土・埃はありませんでした。
桟木はルーフテープ上にビス留めされていました。
ステープルの錆びも見られませんでした。
釘の腐食なし
瓦留め付け釘はステンレススクリュー釘51㎜でした。
全く腐食等はありません。
ホールレス工法
釘は下葺き材を貫通しない長さとなっていて、防水性の高いホールレス仕様となっていました。
ホールレス仕様は最近通気構法として、屋根業界では研究していますが、瓦屋根は昔から実行していたのだと確認できました。
まとめ:築20年の瓦屋根を点検したが、問題なし!
築20年の瓦屋根を点検しましたが、全く補修を行う必要がありませんでした。
現在、20年間メンテナンスフリー状態が続いています。
ホールレス工法なので、もう20年、30年と経過できそうな屋根です!
メンテナンス費を考えると他の屋根材とくらべて、圧倒的に安いな~と実感しました。
このように、屋根の定期点検を専門家にしてもらうと安心できますよ〜!
神清からのお願い
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