中古住宅の住宅調査(屋根調査)したよ! 経年劣化が著しかったよ! (IN 名古屋) 

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中古住宅売買時の住宅調査 屋根の経年劣化が顕著!

中古住宅の住宅調査において、屋根を調べました。

化粧スレート屋根(築20年以上)の物件でした。

特徴的な経年屋根となっていたのでご紹介いたします。

 化粧スレート屋根(築20年以上)

2階北面は黄色のコケが全面に生えていました。歩くとコケにより滑りやすい状態でした。

一方で、南面はどうかというと、

2階南面は黄色のコケはほとんどありませんでした。

 

同じ家の屋根なのに、なぜでしょうか?

上からの写真です。寄棟屋根の赤丸の部分は北面ですが、やはり黄色く見えます。

その他の東・南・西面はそれほど黄色ではありません。

これは日射の影響によるものです。

冬場、日射を受けにくい北面は屋根材の乾燥が十分ではありません。

常に湿った状態が続くためコケが成長しやすい環境になっています。

 

一方、東・南・西面は冬でも日射が当たるため屋根材の温度が上昇し乾燥します。

屋根材が乾燥するためコケが成長が抑えられます。


北面下屋です。上空写真では薄暗く映っている部分です。

日射は2階北面よりもさらに当たらないためコケもしっかり成長しています。

 

さらに、日射の影響は屋根材だけではありません。

屋根の下地(野地合板)も影響があり、日射があたらないため低温高湿となります。

室内側に水廻りなどの設備があり、湿気が小屋裏へ侵入すると結露が発生しやすくなります。

このような立地では、屋根点検に加え、小屋裏点検による野地確認も重要となります。

 

この現場では他にも経年劣化がありました。

屋根に直接登ることでしっかりした調査が行えます。

(下からの観察では確認できません。)

隅棟板金の塗装が剥がれ、板金に赤錆が発生していました。

棟換気役物でも再塗装の剥がれが発生していました。

 

また、軒天には雨漏り痕が見られました。

軒先からの雨水浸入か屋根面からの雨水浸入か調査が必要となります。

まとめ:中古住宅の屋根調査を実施。劣化がいろいろあったよ!

このような住宅調査を行うことで、中古住宅の現況を把握することができます。

購入後、どのようなメンテナンスを行う必要があるのかわかるため、ローン等もあらかじめ準備することが可能となります。

 

中古住宅の売買においては、住宅調査を行うことをお奨めいたします。

(料金も明瞭・安価ですよ〜!)  (#⌒∇⌒#)ゞ

 

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