千年の甍 展 古代瓦を葺く その3

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1,400年前の瓦の製造方法

粘土瓦の製造は、1,400年前に大陸より瓦博士が
渡来して、日本に製造方法を伝えたと言われています。
そのころの製造の仕方を写真やパネル、模型で展示されています。

土づくりからのスタートです。

山や畑・水田から採掘して二年ほど雨つゆで
寝かせたあとに素足で踏みつけて「タタラ盛り」を
行って、必要な大きさの板状の荒地を切り出します。

荒地から瓦の形にしていきます

荒地を必要な瓦の大きさに切り分けます。

それを木製の冶具に荒地を巻き付けて
形を作ります。

これは、平瓦と言われるものです

これは軒先の巴瓦です。

巴の部分は後で取り付けます。

木型に粘土を入れて模様を
粘土につけます。

これはス丸と言われる瓦です。

道具もいろいろとあります

こんなような道具を1,400年の前から使って
それこそ、奈良・京都の有名な社寺の屋根瓦を
作ってきたんです。

粘土瓦は日本の風土に一番マッチしている屋根材と
いえるのです。

そんな歴史のある粘土瓦は現在、三州瓦を代表として
日本の四季や風土にあった新しいタイプの瓦も開発して
住宅はもちろんのこと、建物の屋根を風雨や太陽の熱い
光から守っています。

浅草の浅草寺は瓦か重いからとチタン金属の瓦を
使っています。チタンは瓦ではありません、金属です。
広辞苑を引くと「瓦」は粘土を固めて乾燥して焼いた物が
瓦と定義されています。

本物の瓦を施主さんが理解されて、大切な家の屋根を
粘土瓦・三州瓦に守らせていただければと思います。

 

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