ヒートアイランド化対策用の保水性舗装の問題点
ヒートアイランド化対策として、保水性材料があります。
床材・舗装材などが商品化されています。インターロッキングブロックの保水性規格は重量比15%以上の保水量となっています。
保水性材料を施工した保水性舗装の実証実験が行われていました。
保水性舗装の説明看板が掲示されていました。
上写真のようなセメント系の保水材が施工されていました。
保水材は水をたくさん吸水する構造とするため、材料内に空間が保持されています。一方、強度は通常の材料に比べ低下しています。
赤丸は保水性舗装の表面が削れたり、割れたりしています。
厚みを増加しているため、材料全体の割れは少ないのですが、表面の損傷が発生しています。
そのため、別の材料でも施工していました。
上は焼成品の保水性舗装でした。
こちらは、強度があり表面の損傷は少ないです。
保水材のもう1つの問題点として、材料の表面が水を吸うために凹凸となっていることです。
上の赤丸はガムが付着しています。
表面が凹凸のため、汚れやごみなどが付着しやすく、コケも生えやすい傾向があります。
保水材はヒートアイランド化現象に効果がありますので、強度や表面の性状が改善され、さらにいろいろなところで実用化されることを期待しています。 (#⌒∇⌒#)ゞ
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