屋根材別メンテナンススケジュール&費用の比較をどうぞ!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
屋根の維持管理費って、ばかにならないんですよー!!
知ってました??
もちろん、知りませんよね!誰も教えてくれないから!
そこで、屋根材別のメンテナンス計画について調べてみました!
どんな屋根材があるの?
自分の家の屋根がどんなものか?知らない方も多いと聞きます!
ここでは、メジャーな3種類を調べました!
まず、日本の伝統とも言える「瓦屋根」。
次に、単一商品として最も多い「化粧スレート屋根」。
最後に、最近はやりとなっている「金属屋根(ガルバリウム鋼板)」。
これら3つの屋根材について、検討しました!
30年間のメンテナンス計画
長期優良住宅制度が始まり、住宅においても30年間のメンテナンス計画を立てることが一般的になってきました。
そこで、屋根について各メーカーの資料・カタログや研究会の資料、積算資料ポケット版リフォーム編2105(一般社団法人 経済調査会:発行)などを参考にして、屋根材別メンテナンススケジュールおよび費用比較を作成しました。
屋根材としては、化粧スレート(標準品)、瓦(釉薬瓦・標準品)、金属屋根(ガルバリウム鋼板製・横葺き・標準品)で比較しました。
スレート屋根・金属屋根
スレート屋根・金属屋根のメンテナンススケジュールは、各屋根材メーカーのメンテナンス計画を引用して、表に記載しました。
それぞれ、表面の塗装が10年程度で劣化しますので、10年毎に再塗装を行うことになっています。
30年目で屋根材自体の劣化及び野地合板の劣化により、屋根の葺き替えを行うことになっています。
葺き替えるにあたっては、野地合板を増張り構法で補強した上で、再度、新品の同じ屋根材を施工すると仮定して計算しています。
瓦屋根
瓦のメンテナンス計画は、長期優良住宅に資する工法仕様検討委員会で作成されたメンテナンス計画をもとにしています。
基本的には、10年毎に点検を行い何かあれば部分補修とし、30年目に屋根の葺き替えを行うことになっています。
葺き替えるにあたっては、下葺き材から交換し、瓦も新品の同じ屋根材を施工します。
瓦屋根に関しては、下葺き材を高耐久品とすれば、50年目でのスケジュールもありますが、不利な方を採用しています!
メンテナンス費用の計算
メンテナンス費用は積算資料ポケット版リフォーム編2105(一般社団法人 経済調査会:発行)の単価をそのまま採用しました。
この表から圧倒的に瓦が安価であることがわかります。
新築時は瓦の方が高いですが、それを考えても瓦は安価となります。(差額160万円)
さらに、50年目での葺き替えプランでは、その差額は400万円近くとなります!
ビックリの差額ですね!
塗装屋根材の問題点
特に、スレート屋根・金属屋根では、10年毎に90万円程度、再塗装費が必要となることが問題です。
マンションと同じ考えで、月8千円のメンテナンス費を積み立てすると年間9万6千円、10年間で96万円となります。
そのほとんどが屋根の再塗装費となる計算になります。
実際には、設備・内装・外壁などのメンテナンス費も必要となりますので、積み立て金が不足し、メンテナンスを怠るケースが多いと思います。
しかし、今後は中古住宅が資産価値を持つ制度に移行していきますので、資産価値を維持するためには、メンテナンスは必須となります。
今後、新築を考えていらっしゃる場合は、初期費用・デザインだけではなく、メンテナンス費用・ライフサイクルコスト・資産価値もいっしょにご検討ください。
資産価値の下がらない材料を新築時に選ぶことも考え方の1つと言えます。ご参考にしてください。(弊社のノウムなどは最高級品といえます。) (#⌒∇⌒#)ゞ
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