セメント屋根材と三州瓦の周辺部材の寸法を比較してみました!加工すれば使えるかも?

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みなさま。こんにちは。

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神清(かみせい)のDr.神谷です。

台風修理のためか、セメント屋根材の周辺部材のお問合せをいただきます。

周辺部材はどこに聞いても在庫がないようです。

瓦の周辺部材が使用できないかと思い、寸法を調べてみました。

 

モニエルのセンチュリオン

セメント屋根材でもっともお問合せをいただいているモニエル・センチュリオンの周辺部材を昔のカタログから調べてみました。

センチュリオンの棟部に使用しているのは、ヒモ丸という名前です。

サイズは幅が250mm、働き寸法が300mmとなっています。

 

クボタのパラマウント

もう1つ問合せがあるのは、パラマウントです。

こちらも形状はセンチュリオンとほとんど同等です。

その棟部は棟包(紐丸)と呼んでいます。

サイズは幅が247mm(狭い方では210mm)、働き寸法300mmとこちらもセンチュリオンとほぼ同じです。

 

三州瓦では7寸丸に近い

これらセメント屋根材の棟部は三州瓦でいうと7寸丸に近い寸法と言えます。

パラマウントの狭い幅は210mm、7寸丸は220mmです。

10mmの違いであれば、瓦を現場で加工すればなんとかなるかもです。

働き寸法はセメントが300mmに対して、7寸丸は265mmと短いですが、少し本数は多めとなりますが、最後はカットして調整すれば可能です。

 

7寸丸は使えるの?

セメント屋根材の補修として、7寸丸は使えるの?と聞かれますと、加工すれば何とかなるかも?としか言えないですね。

やはり、おススメは棟部の1列は全部7寸丸に交換してもらった方がいいと思います。

費用は掛かりますが、ガイドライン工法で行えば、耐風性・耐震性ともに格段に上がります。

1、2本のために1列葺き直すのは嫌だと思われる方は、お近くに瓦屋さんにご相談ください。

加工して何とか納めてくれるかも?です。

 

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