千鳥葺き(ちどりぶき)ってなに?
千鳥葺き(ちどりぶき)とは、屋根材を1段毎に、半分ずつずらして並べる方法のことです。
千鳥葺き
屋根材の柄が千鳥柄になっています。
粘土瓦で言いますと、平板瓦が千鳥葺きとなります。
上の写真の瓦は、平板瓦のUタイプです。
1段毎に、半分ずれています。
半分ずれのため、2段上では、もとの位置に戻ります。
千鳥葺きの場合、隣り合った瓦と瓦の隙間から浸入した雨水は、下の瓦の真ん中に出るようになっています。
千鳥葺きの平板瓦は、雨が瓦の表面全体を流れるタイプと言えます。
瓦以外の千鳥葺きとしては、化粧スレートやアスファルトシングル、金属屋根の横葺きとなります。
筋葺き(すじぶき)
千鳥葺き以外の並べ方として、筋葺きがあります。
日本瓦、S形瓦、本葺き瓦など、山谷のある形状は筋葺きとなります。
上の写真は、日本瓦を施工中の写真です。
日本瓦は縦に真直ぐに並びます。
日本瓦は谷の一番低い部分を水が流れます。
筋葺きの場合、瓦の縦一列に降った雨はその1列を流れるため、棟から軒先に向かって、水量はどんどん増えていきます。
そのため、山・谷の深さと屋根の勾配によって、対応できる流れ長さが決まっています。
瓦以外では、スレート波板や金属立平葺きなども筋葺きとなります。
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