天窓の結露事例のご紹介!
天窓から雨漏りしたという話をときどき聞きます。
調査する中で、結露の現場もあります。
簡単に、結露事例をご紹介いたします!
こんな感じの天窓。
築20年は経過した現場。
天窓は傾斜屋根に設置され、室内は水平天井となっていました。
天窓と水平天井の間が石膏ボードにクロス仕上げ。
この写真をよく見てみると、
壁のクロスにいくつもの線が見えます。
この線は水が垂れた痕です。
この水垂れにお施主さまが気が付くと、「天窓から雨漏りした~!」という話になります。
小屋裏を調べてみる
小屋裏を調べてみると、
天窓と水平天井の間にあるクロス・石膏ボードの裏面を見る事ができました。
20年以上前の関東地方の現場ですが、断熱材の知識がないのか?天窓の壁の部分には、断熱材がありませんでした。
ここに断熱材がないとどうなるのか?
室内では台所で食事を作ったり、浴室があったり、普通の生活で湿気が発生しています。
冬になると室内では、暖房機器も使用します。
そうすると、湿気が天窓の方へ上昇していきます。
一方、小屋裏は換気などで外気と同じで温度が低い状態。
すると、この壁の石膏ボード・クロスは温度が低い状態となっています。
冬の窓ガラスのような状態がこの壁にも発生する。
つまり、窓ガラスと同じように、壁で結露が発生して、壁が濡れる現象となります。
お伝えしたいこと。
この場合は、天窓の雨漏りではなく、結露・・・
それも天窓の原因ではなく、建物の断熱性能が原因。
似たような築年数の建物で、天窓部分に断熱材が使用されていない物件をたまに見かけます。
雨漏りなのか?結露なのか?補修の方法が異なりますので、ご注意くださいね~!
気になる、もう少し詳しく知りたい方はお気軽にご相談くださいね~!
神清からのお願い
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