フローリングの黒ずみの原因は水? 外壁際の床は業者に調査依頼しよう

Dr.神谷
Dr.神谷
  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、高浜市・半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー/日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

  • フローリングの黒ずみの原因が知りたい
  • フローリングの黒ずみの原因を調べる業者を知りたい
  • フローリングの黒ずみの補修方法が知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「フローリングの黒ずみの原因を知りたい」「フローリングの黒ずみを修理したい」という方に向けて解説しています。

フローリングの黒ずみの原因は、建物・床の経年劣化だと思っている方は多いです。
もちろん建物の経年劣化は、フローリングの黒ずみの原因のひとつだけですが、経年劣化以外にも原因は多くあります。

本記事では、フローリングの黒ずみの原因について解説していきます。フローリングの黒ずみの原因は専門業者に調査を依頼する必要があり、補修方法も解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

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フローリングの黒ずみの原因は?

フローリングに黒ずみがいつの間にか発生している場合があります。

掃除をしても黒ずみは消えない場合があります。

黒ずみが部屋のどこに発生しているのかで、その原因が異なります。

黒ずみの原因の多くは水の影響によるものですので、3つの原因をご紹介します。

  1. 夏型結露
  2. 雨漏り
  3. 配管の水漏れ

実例を紹介しながら、原因と補修方法を解説していきますね。

 

フローリングの黒ずみが外壁沿いに発生している場合⇒①夏型結露

外壁沿いのフローリングに黒ずみが発生している場合は外壁の夏型結露の可能性があります。

東面や南面だけ外壁に沿って黒ずみができるという特徴があります。

じわじわと進行するため、何年もかかって黒ずみが濃くなっていきます。

内壁に症状は現れないので、壁内が原因とは気付かないことがほとんどです。

また、結露水自体の量は少量であるため、床上で水として発見することもありません。

夏型結露している内壁をはがして、壁内の状態を確認したときの動画がありますので、ご覧ください。

 

フローリングの黒ずみが外壁沿いに発生している場合⇒②雨漏り

外壁沿い、とくに窓周辺のフローリングに黒ずみが発生している場合は外壁の雨漏りの可能性があります。

雨漏りの場合、特別、方角が限定されることはありません。

大雨の後にフローリングの黒ずみが気になることもあります。

また、雨漏り直後ですとフローリングの上に水を発見することもあります。

フローリングの黒ずみが水まわり付近に発生している場合⇒配管の水漏れ

建物の外まわりの壁ではなく、内側の壁沿いなどのフローリングの黒ずみが発生している場合は配管の水漏れの可能性があります。

配管の水漏れの場合、洗面所、浴室、トイレ、台所などの水まわり付近に発生します。

配管の水漏れは天候・季節に関係なく進行します。

また、内壁の壁沿いの場合、雨漏り・結露の可能性は低くなりますので、配管の水漏れを疑ってください。

 

フローリングの黒ずみが夏型結露の場合の改修方法

フローリングの黒ずみが夏型結露の場合、外壁に面した内壁を改修する必要があります。

壁内にある防湿シートを可変透湿気密シートに交換して、夏型結露の発生を軽減させます。

クロス・ボードの解体

内壁のクロス・ボードを解体します。

この時点で、ボートと断熱材の間にある防湿シートに結露痕が確認できるばずです。(防湿シートがきれいであれば、別の原因となります。)

防湿シート・断熱材の撤去

夏型結露で濡れている防湿シート・断熱材を撤去して、壁内を乾燥させます。

木部が水分を含んでいると再び夏型結露が発生する水分源となりますので、しっかりと乾くまで開放しておきます。

新しい断熱材・可変透湿気密シートを設置

木部が乾燥したら、新規の断熱材・可変透湿気密シートで復旧します。

可変透湿気密シートの効果としては、夏は外の湿気を室内へ透湿して、壁内の結露をふせぎます。

冬は透湿性がなくなり、防湿シートとして、室内からの湿気が壁内へ浸入するのをふせぎ、冬型結露の発生を防止します。

透湿性クロス・ボードで復旧

石膏ボードなどで内壁を復旧し、最後の仕上げとして、透湿性クロスを選び復旧します。

通常のビニールクロスですと、内壁からの透湿を妨げるため、可変透湿気密シートを設置した効果が軽減してしまうため注意しましょう。

 

フローリングの黒ずみが雨漏りの場合の改修方法

フローリングの黒ずみが雨漏りの場合は、雨漏り修理の必要があります。

雨漏りの原因は、外壁、サッシまわりなどからの浸入の可能性が高いです。

しっかりと雨漏り調査をして、原因を把握してから修理しましょう。

雨漏り調査に関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。

雨漏り調査ってなにをするの?費用は?5つの方法をプロが徹底解説!

 

フローリングの黒ずみが配管の水漏れの場合の改修方法

フローリングの黒ずみが配管の水漏れの場合、配管を修理する必要があります。

水道屋さんなどの専門業者にすぐに修理を依頼しましょう。

フローリングの黒ずみだけでなく、床のたわみなども発生している可能性が高いです。

その場合、大工さんに床の下地の点検・修理を依頼しましょう。

また、1階の床の場合はシロアリによる蟻害が発生している可能性もありますので、併せて、点検してもらいましょう。

 

フローリングの黒ずみの改修方法

フローリングの黒ずみの改修は、黒ずみの原因をしっかりと修理してから行いましょう。

原因を修理するまえに、フローリングをカバーしてしまうと黒ずみがどんどん進行してしまいますのでやめましょう。

フローリングの黒ずみの改修方法は、張替えまたはフロアマットなどのカバー工法があります。

張替えは建物の構造によって難易度・費用が異なりますので現調してもらって見積を取りましょう。

フロアマットのカバー工法は比較的安価に改修できます。

 

まとめ:フローリングの黒ずみは原因追及して、修理した後でフローリングを直しましょう。

フローリングの黒ずみの原因の多くは水の影響によるもので、3つの原因をご紹介しました。

  1. 夏型結露
  2. 雨漏り
  3. 配管の水漏れ

フローリングの黒ずみしている位置が外壁に面している場合、夏型結露や雨漏りの可能性があります。

夏型結露はじわじわと進行するため、床面に水を確認できた場合は雨漏りの可能性が高いです。

外壁面に沿って発生している黒ずみは雨漏り調査・夏型結露調査をすぐに専門業者へ依頼することをオススメします。

配管の水漏れは水まわり付近に発生します。

水漏れによる黒ずみは急激に進行するので、早めに水道屋へ修理を依頼することをオススメします。

フローリングの補修は、黒ずみの原因を修理してから行いましょう。

 

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