恩任寺さんの改修工事です・・・
ドローンで大屋根の撮影を何度かして
ご協力している高浜市青木町の恩任寺さんの
改修工事が始まりました。
足場がきちんと施工されて、外側には
工事中に雨風が吹いても大丈夫なように
外屋根もついているので、棟まで上がって
見学をさせて頂きました。
お寺の屋根は急勾配で足場がないと
プロの職人さんでなければ上がる事が
できないので、自分にとってはまたとない
チャンスなのでいい機会でした。
ドローンで撮影した工事着工前の恩任寺さんです
昨年の7月に施工検討の際に撮影を依頼されて
ドローンで撮影しました。
とても急な屋根勾配なのがわかりますか?
恩任寺さんは正式な記録が定かでは
ありませんが江戸時代以前に建築されて
檀家さんの増加とともに本堂も増築されたような
感じの作りになっています。
屋根の瓦自体は経年劣化で素敵な色合いになっていると
思います。三州瓦・粘土瓦の良さはこんな風に
長い年月で風合いがでるのが良いんですよね。
屋根の上に上がってみると・・・
足場から大棟を見上げた写真ですが、
とても急な事がわかりますか?
大棟の足場から裏側を見下ろすとスキー場よりも
急で直角に落ちていく感じがするくらい急です。
丁度、大棟の解体が始まってました。
のし瓦が何十段と積んであり、それを
葺き土で留めてある工法です。ものすごい
量の葺き土でどれくらいの重量で
本堂に重しをかけているのか?
想像もできません。
今度は乾式工法で施工されるので、
耐震性には間違いは有りませんね。
大棟の葺き土はダストシュートで下まで
すべり台を使って落とします。
既に一杯になっていました。
鬼瓦には葵の紋が入ってました。
コチラは梅鉢
トキ?
家紋も葵の紋に梅鉢もあり
恩任寺さんは藤原家、徳川家の庇護を受けていた
ような感じですね。
先生方も調査に入っているので、
おいおい経緯がわかるのでは?と
楽しみにしています。
神清からのお願い
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