屋根の雨漏り修理 下地補強
屋根の雨漏り修理をご紹介いたします。
(碧南にて)
築100・50年の瓦屋根が雨漏りしたため、全面葺き替え工事で、瓦・土をめくった後、下地補強を行いました。
下地は、野地板(バラ板)となっていました。
垂木が細いためか、野地板同士が重なっていました。通常、野地板は同じレベルになるように、施工するのですが、重ねてあるため、段差が発生していました。
そこで、重なっている野地板をカットして、段差を解消しました。
次に、野地板の上に、野地合板を施工しました。
野地合板を全面に貼り付けました。
その上に、下葺き材として、遮熱ルーフィングを施工しました。
防水ルーフィングの表面に、遮熱材が蒸着してあるものです。今まで、夏の昼間、土葺が蓄熱して、室内が高温になることを防いでいたのですが、土をめくったために、その効果が期待できません。
そこで、その変わりに、遮熱ルーフィングを使用し、夏の昼間の室内の温度上昇を軽減させます。
屋根替えをして、返って、快適性が損なわれては、お施主様にとって、マイナスとなります。無断熱の住宅の葺き替えには有効です。
また、赤い矢印は縦桟の役目となるルーフテープを示しています。ルーフテープは垂木上に位置しています。ルーフィングを留めるステープルはルーフテープ上に打ってあります。
強風時に瓦から雨水が浸入しても、ルーフィング下に浸入しないホールレス工法
としています。
折角の屋根葺き替えのため、今までよりの高性能化(遮熱・高防水)を実現させています。
続いて、瓦桟木を施工しました。
矢印の部分は、ルーフテープの上に、屋根面の不陸調整木切れを入れて、瓦桟木を留めつけています。
築年数の経過した屋根替えは、野地面の不陸(凹凸)が大きくなっています。そのため、その凹んでいる部分に、木切れや縦桟木を入れて、レベルを真直ぐにしています。
折角の屋根替えですので、デザイン・美観的にも、きれいに仕上がるように、施工させていただいています。
葺き替えの下地補強は、ただ、瓦を施工するために行うのではなく、現状よりも性能・デザイン等が向上する工夫が必要です。お施主様にも、喜んでいただけます。 (#⌒∇⌒#)ゞ
神清からのお願い
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