廃盤となった瓦の補修はどうする?
屋根が台風で被害を受け、その壊れた部分を補修しようと思ったら、その屋根材が廃盤で補修できないと言われたことありませんか?
セメント屋根材の場合、深刻です。
昨年の台風でセメント屋根材を中心に、このような事態が発生し、お客様から多くのお問合せをいただきました。
「数枚のセメント屋根材のために、屋根全体を葺き替えしなければならないと言われて、ホント困ってます。」
セメント屋根材の場合、同じ代替品のセメント屋根材もないでの深刻な状況ですね。
ご相談には対応させていただいていますので、お問合せください。
瓦の場合、差し替えできます!
瓦ではほとんど場合、差し替えできます!
どのような流れなのか、廃盤となった塩焼き瓦の屋根を事例として紹介します!
廃盤となった塩焼き瓦が2枚割れて、そこにDIYでセメントと板金で表面をおおっていまいした。
こちらの写真は屋根のけらば(端分)の瓦が割れていました。
DIYによりセメントと接着剤でベタベタに塗りたくってありました。
別の屋根を補修していたので、ついでに直してほしいと依頼がありました。
廃盤の瓦の場合、似たような新品の瓦を加工して補修します!
屋根の目立つところの破損は、裏面の瓦で差し替えします!
先ほどのセメントと板金でDIYしていたところは、玄関の真上でした。
このような目立つ部分の瓦の補修は、まず、裏面のしっかりしている瓦と入れ替えます。
セメントはある程度たたいて取り除くことができるのですが、完全にはむずかしいです。
セメントが周辺の瓦にこびりついて、若干白色が残ってしまします。
DIYするとしても、瓦のセメント補修はやめましょう!
屋根の裏側を見てみると表面へ入れ替えしたので、瓦が不足。
屋根の裏面を見てみると瓦を表面へ移動させたので、瓦が不足しています。
廃盤瓦同士の瓦の移動は瓦屋なら簡単にできます。
屋根全体の割れた瓦を入れ替えして、ここの部分に新品の瓦を差し替えします。
新品の瓦はサイズがことなるので、カットして使用します。
塩焼き瓦は赤茶系の色なので、茶色の瓦で差し替えしました。
瓦のカットは瓦用のサンダーでカットします。
瓦の縦・横とも新品の瓦の方が大きかったので、大きい分だけカットしました。
カットした瓦を不足分に差し替えしました。
廃盤となった瓦の屋根を補修しました。
屋根全体で5枚の破損瓦を差し替えました。
割れたけらば瓦も差し替えしました。
瓦の色は異なりますが、屋根としては問題がなくなりました。
瓦屋根の場合、DIYよりも瓦屋に頼んだ方が確実です!
瓦屋根の補修は、DIYによるセメント・接着剤・モルタル・パテで補修するよりも瓦屋に頼んだ方が確実です!
瓦屋根は防水ではなく、雨仕舞という考え方で、雨漏りを防いでいます。
雨仕舞は瓦職人のノウハウの部分もあり、なかなか理解がむずかしいものです。
部分補修できる瓦屋根は、瓦屋に依頼しても、それほど高くないと思います。
廃盤となった瓦でもあきらめずに、瓦屋に相談しましょう!
屋根に関して、お悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。