工事の概要
屋根材:日本瓦 谷部雨漏り 板金葺き直し
価格:約30,000円/㎡(足場、下地補強抜き)
工期:1日間
築年数:約25年
日本瓦屋根谷部 板金葺き直し 新築当初からの雨漏り。正しく納まりで改修。
いぶし色、日本瓦屋根の物件でした。
押入れの壁に雨染みがあるとのことでした。
小屋裏を見てみると、真っ黒な染み痕が発生していました。
垂木や野地板が真っ黒に変色するのは、長期間雨漏りしている場合です。
台風のような強風雨だけでなく、通常の雨でも雨漏りしていることが想定されます。
そこで、雨漏りを補修することになりました。
瓦屋根の雨漏りは部分的な補修が可能です。
古い日本瓦屋根にお住まいの方で、雨漏りした場合は、慌てずにお近くの瓦屋を探してください。
瓦屋だからできる部分補修手順をご紹介します!
工事の手順
工事前の状態
いぶし色の日本瓦屋根でした。
雨漏りしている部分の上が谷部の軒先となっていました。
谷板金を取り除き、その下を確認する必要があります。
1.谷部の瓦・葺き土・板金を解体
谷部の板金(⇒の部分)に穴が開いていることもあるのですが、今回、穴はありませんでした。
2.谷板金の下を確認する
谷板金の下の防水紙を調べて、雨染みを確認します。
防水紙の下に黒ずんだ雨染みがあり、位置的にも小屋裏の雨染みと一致していました。
谷板金と瓦の位置が悪く、防水紙の下へ逆流している状態でした。
3.新たに防水紙を設置
雨漏りの原因が谷部の軒先に問題があることがわかり、雨漏り対策として谷部を延長して改修しました。
新たに設置する防水紙も延長しました。
4.谷板金を施工
新たに谷板金を設置しました。
周辺の葺き土、瓦は既存のものをそのまま使用します。
5.周辺の瓦を再施工して完成!
施工完了後の屋根です。
部分補修して元に戻すと補修前とほとんど違いはないですね。
この屋根では、谷板金が寸足らずだったために、新築当初から雨漏りしていました。
わずか瓦1枚分30㎝の違いですが、ビックリするほど黒ずんでいました。
瓦屋根の雨漏りはこのように部分補修することができます。
雨漏りは他っといても直ることはありません。
雨漏りに気付いたら、早めに修理を依頼することが家を守ることにつなかります。
補修費用も早期発見の方がもちろん、安価になります。
屋根に関してお悩みやご質問等あれば、お気軽にお問い合わせください。
神清からのお願い
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