工事の概要
2F天井から雨漏り 上部屋上のアルミ笠木の補修
工期:10日間
築年数:約20年
雨漏り補修工事 3階建て屋上からの雨漏り
「2F天井から雨漏りしているけど、直せますか?」とご依頼をいただきました。
いろいろ状況を確認しながら、お話を伺っていると新築当初から雨漏りしていたそうです。
建築会社がすぐに倒産されて、いろいろな業者に見てもらい、補修をしたけど、直らなかったそうです。
雨漏りしている上部は、屋上となっていました。
屋上防水、排水ドレン、外壁側の集水ます、外壁のひび割れ、笠木と上部には、いろいろな浸入口となりそうなものがありました。
いろいろな補修跡も見られ、難しそうな物件でした。
散水調査を行い、慎重に浸入口を探して、なんとか笠木からの浸入であることを突き止めました。
検討した結果、笠木を交換して、確実に雨漏りを止める補修を行いました。
古い笠木を解体して、浸入経路がわかったのですが、ほんのわずかなミス・不運が雨漏りにつながっていました。
工事の内容を簡単にご紹介します!
工事のビフォー・アフター
工事前の雨漏り
2F 天井に染みがあり、内装を直しても、また、染みになってしまったそうです。
丁寧な散水調査を実施
雨漏りしている上部は、浸入口となり得るものが多くありました。
順番に丁寧に散水調査を行うことで、笠木から浸入していることが判明しました。
工事中
笠木が浸入口だとはわかりましたが、経路ははっきりしていなかったので、解体しながら確認しました。
古い笠木の手すりを外した所です。
ビス穴付近には、シーリング痕が見られました。
アルミ製の笠木を外しました。
問題の場所は、笠木の手すりを留める金具があり、著しく錆びが発生していました。
金具の裏面も完全に錆びていて、常時、雨水が金具まで浸入していたことがわかります。
赤丸は金具を留めていたビス穴の1つです。
こちらは雨漏りしていませんでした。
上の写真は、もう1つの金具を留めていたビス位置です。
運悪くといいますか、ALC外壁のつなぎ目にビス穴が来ていました。
ビスを伝わり、このつなぎ目から浸入して、2F 天井に雨漏りする経路となっていました。
施工者がビスを打ったときの感覚で、問題ありと判断しないと、誰もわからない雨漏り原因です。
笠木の交換
笠木を交換するために、下地の防水処理をしっかり行いました。
さらに、コーナーの部分に雨水の浸入が見られたので、外壁からの吹き上げ対策として、防水テープで補強を行いました。
新規の金具は、ALCのつなぎ目を外した位置に設置しました。
これで、雨漏り対策は万全です。
新規のアルミ製笠木を設置しました。
工事後
現在の仕様では、手すりは笠木上ではなく、内側に設置しています。
長年にわたり、直らない雨漏りをしっかり補修しました!
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