スレート屋根の再塗装の注意点!「縁切り」は必須ですよ!

化粧スレート屋根の再塗装の注意点!

みなさま。こんにちは。

屋根から人の笑顔を作りたい!!!

神清(かみせい)のDr.神谷です。

化粧スレート屋根・メンテナンスの基本は再塗装です!

その再塗装の注意点を塗装屋さんは理解していないことが多いようです!

今一度、再塗装の注意点をご確認ください!

 

屋根材メーカーのマニュアルでは?

化粧スレート屋根を製造しているKMEWさんの施工マニュアルを再度、確認してみると・・・

補修およびメンテナンスの項目があります!

その最初に、「①再塗装に関して」が記載されています。

赤線の部分には、以下のように記載されています。

「塗装、乾燥後、水切部で上下の屋根材が接着している箇所は縁切りしてください。縁切りをしない場合、雨漏れにつながるおそれがあります。」

さらに、赤点線の部分には、

「差込み型の縁切り補助部材は割れの原因になるため使用しないでください。」

と記載されています。

 

「縁切り」ってなに?

再塗装における「縁切り」なんて、聞いたことありませんよね!

誰も知らないのに、この「縁切り」がとても重要なんです!

簡単に「縁切り」を説明します。

 

化粧スレート屋根の再塗装

再塗装した後の化粧スレート屋根はこんな感じです。

コケや退色による汚い屋根がとてもきれいになります!

家全体が若返った印象を受けます!

しかし、この屋根は再塗装前よりも不健全になっているのです!

なぜなら、縁切りをしていないから!

縁切り

縁切りとは、化粧スレートを再塗装したときに、上下の重なり部分が塗料で貼り付くことを防ぐために、塗料が完全に乾く前にカッターなどを差し込んで、塗料を切ることです。

 

「縁切り」をしないとどうなるの?

縁切りをしていないスレート屋根をはがした写真があります。

このスレート屋根はもともと赤色の屋根を緑色に再塗装したスレートをはがしたところです。

赤丸は縁切りしていなかったために、貼り付いていた塗料が残っている部分です。

この塗料が一段上のスレートとくっついていました。

スレートの継ぎ目は隙間が開いているので、雨水が流れ込みます。

その流れ込んだ雨水は塗膜で塞がれ、下へ排水できなくなります。

すると、毛細管現象で横方向へ雨水は浸入していきます!

やがて、釘孔から野地板へ伝わり、雨漏りを引き起こします!

この写真では、雨水浸入痕が継ぎ目を中心に山のように拡がっています!

 

一方、再塗装していないとこの雨水浸入痕はこんな感じです!

雨水浸入痕は釘の方へ拡がっていません!

継ぎ目が塞がっていなければ、そのまま排水できるのです。

 

再塗装は塗装屋さん!ほとんど知っていない!

こんな大事な「縁切り」は屋根工事屋さんが見る施工マニュアルには、しっかりと記載されています!

しかし、再塗装するのは、塗装屋さんです!

工務店さんや屋根工事屋さんが絡んだリフォームでは、この「縁切り」をするように塗装屋さんに話す可能性は若干ですがあります!

しかし、塗装屋さんが元受けの場合、ほとんど気にせず塗装してしまいます!

我が家の屋根を守るため、お施主さまが「縁切り」をするように注文してくださいね!

ホントに、再塗装した屋根の雨漏りは多いですよ!

 

差込み型の縁切り補助材とは?

最後に、先程、マニュアルで禁止されていた差込み型の縁切り補助材をご紹介します。

プラスチック製の商品があります。

再塗装する前にスレートの重なりに差し込んで、そのまま補助材ごと塗装してしまうというものです。

スレートの重なりは2㎜程度の隙間が開くために、縁切り不要という効果があります。

塗装屋さんには都合がいい商品ですが、スレートにとっては、厄介者となります!

なぜなら、

①踏み割れが発生しやすい。

ただでさえ、踏み割れが問題となっているスレートをさらに割れやすくしてしまいます!

②雨漏りしやすい。

スレートの重なりが常に2㎜程度空いているので、強風時に雨水が浸入します!

スペサーと呼ばれる商品ですので、ご注意ください!

 

まとめ:再塗装は必ず縁切りするべし!

化粧スレートのマニュアルにしっかりと記載されています!

再塗装では、必ず縁切りをしてもらってください!

よくわからないという業者には、再塗装は頼まない方が安全ですよ!

メンテナンスしたのに、屋根がかえって、雨漏りするなんてことにならないようにご注意くださいね!

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Dr.神谷
神清のまとめ役。
学者肌で数々の「産学官」の連携研究事業を行い、業界内でも数少ない技術派です。その知恵で若いスタッフを指導しています。

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