工事の概要
屋根材:厚形セメント屋根材⇒ MFシルキー(遮熱/ガルバリウム鋼板・横葺き)
価格:約16,000円/㎡(足場、下地補強抜き)
工期:10日間
築年数:26年 90㎡(30坪弱)
雨漏りの補修はシーリングでは無理!葺き替えを
モニエルと呼ばれるセメント屋根材が長年、雨漏りしていた現場でした。
雨漏りを止めようと屋根材の隙間、すべてにシーリングが施工されていました。
しかし、残念ながら雨漏りが止まるというよりは、排水できず、さらに、部分補修もできない状態となっていました。
モニエルや瓦などは雨が浸入しても、下地の上を流れて、軒先から排水する構造となっていますので、シーリングでふさぐのではなく、部分的に屋根材をめくって下地を直すことをお勧めします!
この物件では増築部分もあり、複雑な屋根となっていましたので、MFシルキー(遮熱/ガルバリウム鋼板・横葺き)で葺き替えを行いました。
MFシルキーは裏面に硬質発泡ウレタンフォームが吹付けてあるので、金属屋根の中では遮音性が優れています。
モニエルのような遮音性のいい屋根材からの葺き替えには、遮音性の高いMFシルキーをお勧めします!
工事の手順
工事前の状態
工事前の屋根の状態です。
棟部や平部もシーリング・しっくいでゴテゴテの状態です。
1.古い屋根材をめくる
セメント屋根材をめくって、瓦桟木を取り除きます。
2.下地を補強する
野地板がバラ板だったので、構造用合板を増し貼りして、下地を補強します。
3.新しいルーフィングを貼る
新しいルーフィング(防水材)を施工します。
ルーフィング材は高級品(防水性・耐久性が高い)となる改質アスファルトルーフィングを施工しました。
4.MFシルキーを施工する
施工完了後の屋根です。
古いセメント屋根材からMFシルキーに葺き替えることで、雨漏りが止まる以外にも、いくつかの性能アップが期待できます!
*屋根の軽量化⇒約1/10の重さになりました。
*美観の向上・・・家の印象も見違えるほど、若返ります。
*遮熱性アップ・・・遮熱性のある鋼板のため、同じ赤色でも小屋裏の温度を低下させます。
MFシルキーに関して詳しくはこちらをご覧ください!
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