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劣化したスレート屋根は腐海(ふかい)のようだ!
みなさま。こんにちは~。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
私の大好きな映画の中に、「風の中のナウシカ」があります。
怖いイメージのオウムや腐海(ふかい)が出てきます。
腐海の森の中では、人間はマスクをしなければ死んでしまいます。
屋根の上から屋並みを眺めるとときどき、その腐海をイメージする屋根を見かけます。
私の主観ですが、何か腐海なのか、ご紹介します。
塗装系の屋根は必ず変色します!
屋根材は、瓦以外はセメント、スレート、ガルバリウム鋼板も全て塗装されています。
塗料は紫外線・降雨・温度変化等で劣化し、必ず変色します。
その中でもスレート屋根の変色は目立ちます。
外壁・サッシ・樋の変色はまだ大きく発生していない建物でも、スレート屋根はご覧のとおり変色がわかります。
屋根は壁に比べて、紫外線、日射、雨、風など劣化する要因の影響が大きく、厳しい環境だからです。
黒色の屋根材の中で、直線的に白く褪色しています。
よく見るとスレートの割れも発生しています。
瓦は塗装品ではないので、変色はわずかです!
こちらは古い日本瓦の屋根です。(いぶし瓦)(50年は経過していると思われます。)
外壁の金属材料はボロボロに錆びが発生しています。
いぶし瓦もまだらに白くなった部分がありますが、なぜか嫌な感じはありません。
いぶし瓦はお寺の屋根で多く使われていますが、不思議と経年美として感じるのではないでしょうか。
逆に化粧スレート屋根の方は、汚れているように感じます。
腐海(ふかい)のようなスレート屋根とは?
化粧スレート屋根の褪色が著しくなり、劣化が進むとコケ・カビなども大量に発生します。
上の写真の赤丸は化粧スレート屋根が著しく劣化している状態です。
20年以上、スレート屋根をメンテナンス(再塗装)していないとこのようになります。
アップで見るとこんな感じです。
まだらに黒いコケや黄色いカビが発生しています。
このようなコケが発生しているスレート屋根を見ると私は「風の谷のナウシカ」に出てくる腐海(ふかい)を思い出します。
胞子を出すため、人はマスクをしないと生きられないという腐海の森です。
なぜ腐海なのか?
このように劣化したスレートの表面を触るとコケ・カビがボロボロととれ、風で舞い散ります。
さらに、古いスレート屋根の中には発がん物質のアスベストが入っていています。
解体するときにはマスクをしなければいけないので、腐海を連想してしまいます。
都会の屋根は化粧スレート屋根の比率が高く、残念ながら腐海の森が至るところにあります。
変色しない屋根
陶器瓦屋根の建物は新しく感じます。
屋根材の中には、変色しない屋根もあります。
陶器瓦屋根は著しく変色することはありません。
釉薬で着色していて、お皿やお茶碗などの焼き物と同じです。
洗剤でゴシゴシ洗っても色落ちしないですよね。
そんな陶器瓦屋根は経年でもきれいです。
屋根が変化しないと建物全体も新しく感じます。
経年したスレート屋根の建物は古びた感じがします。
一方、比較的あたらしい建物でも化粧スレート屋根が褪色していると家が疲れているように感じます。
みなさんは写真を見比べて、どう感じますか?
劣化した屋根は再塗装をすれば、また、10年程度は状態がよくなります。
しかし、その繰り返しなので、葺き替えも選択肢です。
腐海の森が発生しないように、定期的なメンテナンスをおススメいたします!
まとめ:変色する屋根と変色しない屋根があり、見た目が大きく変わるよ!
スレート屋根は変色が著しい!コケ・カビの発生で腐海のようだ!
陶器瓦屋根は著しい変色はしない!ラッキー!
スレート屋根は腐海になる前に、定期的なメンテナンスをしましょう!
神清からのお願い
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