庇(ひさし)ってなに?
庇(ひさし)とは、建物の開口部(窓・出入口・縁側)の上に取り付けられる雨よけや日よけ用の片流れの小屋根のことです。
小庇(こびさし)や霧よけ(きりよけ)とも呼ばれます。
勝手口のドアの上についている小さな雨よけです。
庇の仕上げとしては、金属板金で加工されることが多いです。
アルミ製のものやガラスなどのデザイン性の高い既製品の庇が使われることもあります。
木製の窓には、必需品です。
アルミサッシではなくて、古民家などの木製窓では、軒の出のがない場合、庇は雨仕舞(あまじまい)の観点から必ず用いられてきました。
木製窓に直接、雨が当たるのを極力、防ぐ役割をはたしていました。
腕木(うでぎ)に小さな桁(けた)を掛け、垂木(たるき)を掛け、野地板を張り、銅板や瓦などで、意匠性の高い庇もあります。(上の写真)
また、屋根の軒の出から窓までに、距離がある場合にも、庇を窓上に設置することもあります。(上の写真)
以前、デザイン住宅で、既製品のサッシではなく、現場で造り付けの木製サッシにおいて、雨漏りした現場がありました。
庇も設置されておらず、直接、雨掛かりする木製サッシでした。(念のため、ご紹介しておきます。)
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