台風21号が通過して
台風21号が東海地区・静岡県に上陸後
関東から東北地方を通過して行きました。
日本各地に風雨による爪痕を残しています。
被害に遭われた皆様方にお見舞いを申し上げます。
幸いにも愛知県は台風の目の左側に位置していたので、
風での被害は少なかったように思います。
その前に通過した、台風20号の方が
風による被害は多きかったと思います。
風による被害について
この写真は古い施工方法で
施工されたままの屋根で被害を受けた住宅です。
土葺き工法で施工されています。
この工法は瓦を拭き土で固定する工法で
主に台風の通過する地域で住宅を台風で
吹き飛ばされないように、土で加重を住宅にかけて
飛ばされないようにする子とを目的にしています。
当然、瓦は土の粘着性によって保たれていますので、
時間と共に接着性が落ちてくるので、地震や台風などでは
瓦が剥がれてしまい被害につながります。
剥がれた瓦が二階の大屋根から脱落して
一階の屋根に落ち下の瓦を割る二次被害にも
つながり、雨漏りを発生させる原因にもつながります。
現在では、台風などの強風や地震に対して
屋根で被害を受けない工法
ガイドライン工法が普及しています。
http://www.yane.or.jp/kawara/guide.shtml
をご参考していただければ・・・。
被害を減災するために、事前に屋根工事店さんや
工務店さんご相談の上、ガイドライン工法での
葺き替えをご相談されてはいかがでしょうか?
瓦屋根以外の被害について
また、多く発生した屋根材の被害としては、
「化粧スレート」「板金屋根材」も多くの被害を
受けています。
写真のような化粧スレートでの被害の多くは
棟を納めている金属が吹き飛ばされています。
これは金属の棟部分の下にある抜き板が経年劣化により
劣化してきて釘の保持力がなくなってきたために
強風で釘事飛ばされてしまう原因です。
そうならない為には、屋根の点検をしてもらい
棟の修理・手直しをお勧めいたします。
また、最近はやりの金属屋根材は
台風のような吹き降りの場合に雨漏りを起こす
事がたびたびあり、雨水の侵入経路がハッキリしない
場合があります。そんな場合はきちんとした調査をお勧め
します。
神清からのお願い
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