谷部はなぜ雨漏りするの?
図解 屋根に関するQ&A
よく聞かれる屋根への質問にわかりやすくお答えします。
「屋根の雨漏りは谷(たに)が多いと教えてもらったけど、ほんとなの?」とお施主さまに聞かれました。
Q:谷部はなぜ雨漏りするの? ~Q020~
A:谷(たに)は二つの屋根面が交わる所で、雨水が集まり、大量に雨水が流れる部分である。谷板(谷の部分で雨水を流すために使用する金属板のこと/銅製・ステンレス製・ガルバリウム鋼板製などがある/谷樋ともいう)は経年で、水滴の滴下による衝撃・摩耗により孔が開く。この孔から雨漏りすることが多い。
2つの屋根面が交わり、雨水が集まるから
屋根の大きさにより谷に流れる水量も変わるので、谷板の寸法も変えています。
下葺材のルーフィングも谷の部分は重ね貼りを標準的に行っています。
それでも経年で雨漏りが多い場所になっています。
谷板は金属板が使用されていますが、上写真のように経年劣化により、金属板が腐食して孔が開き、その部分から漏水して、雨漏りが発生しています。
写真では、水の流れが多い部分や水滴が滴下する部分が茶色に変色しています。
また、谷部は落ち葉や土ほこりがつまりやすくなります。
特に、軒先部は樋もあり、落ち葉が堆積しやすい状態です。
落ち葉や土ほこりがつまることで、谷板の水の流れがせき止められ、谷板からオーバーフローして雨漏りにつながることもあります。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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