台風修理は現在の施工基準で直しましょう!
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
今年は台風の直撃が多かったですね!
台風被害に遭われた方もいらっしゃったと思います。
お悔やみ申し上げます。
台風修理はしっかりとした業者さんに依頼することをお勧めいたします!
スレート屋根の台風被害を例にご紹介いたします!
昔の工法の屋根
スレート屋根の台風被害で多いのが、棟板金の飛散です。
こんな感じ。
棟板金が台風の強風で見事になくなっています。
なぜ、飛散するのか?
棟板金の下には、貫板(ぬきいた)が入っています。
この貫板に棟板金を釘で留め付けています。
貫板の側面に留め付けるのですが、この右側の貫板のように厚みが薄ければ、釘の強度も期待できないのです。
貫板の厚みは14㎜以上となっていますが、この貫板は10㎜もない粗悪品です。
飛散した部分を見ますと、釘が留まっていた部分の貫板が割れているのがわかります。
これでは、強風に耐えることができません。
棟板金が飛散しなかったところでも、留め釘の浮きが見られ、飛散してもおかしくない状況ですね!
さらに、貫板自体の留め付けも鉄釘と強度的に落ちます。
このように貫板を留める釘が浮いてしまうと、板金と一緒に貫板も飛散する場合もあります。
棟板金部分はその中に雨水も浸入しているため、貫板の腐朽により飛散する場合もあります!
この被害を同じ仕様で直すのは、残念な話です。
屋根材の施工方法も進化していますので、折角、修理するのであれば、最新の仕様で補修しましょう!
棟板金の補修
古い棟板金・貫板を撤去します。
現在では、合成樹脂製の貫板があります。
これを使用すれば、雨水浸入による貫板の腐朽を心配する必要がありません。
貫板を留めるのは、ステンレス製のビスを使用します!
釘に比べて、引き抜き強度が大幅にアップします!
また、ステンレスにすれば、腐食の心配もありません。
貫板の側面の厚みも一定で、厚くなっています。
板金を留める釘・ビスをしっかり保持することができます!
棟板金の側面もステンレスビスでしっかり留めます。
これで、台風の強風に遭っても、飛散することのないしっかりとした補修の完成です!
業者さんの考え方次第
補修に関してのしっかりとした取り決めはありません。
火災保険の関係で、現状回復工事という縛りはありますが、その範囲内では、様々な方法が可能です。
補修内容の細かい仕様までは、お施主さまも保険会社も誰もわかりません。
残念ながら、依頼した業者さんの考え方・知識次第となっています。
ここの見極め方は大変難しいと思います。
よく言われていること。
・写真の顔の出ているホームページ
・所属団体に加盟している会社(屋根の場合:全瓦連・ぜんがれん)
・地元の歴史のある会社
ご参考にしてください。
まとめ:台風修理はしっかりした業者さんに依頼しましょう!
台風修理はしっかりした工事ができる会社を選びましょう!
屋根の場合、屋根の専門業者がいいと思います。
ホームページが全国組織となっている場合は、ホームページはしっかりと作り込んであっても、どの工事屋さんが担当となるのか?わかりません。
地元の歴史ある工事屋さんが安心だと思います。
愛知県でお困りの場合は、神清(かみせい)にご相談ください!
まずは、分かる範囲でしっかりと説明いたします!お気軽にご連絡ください!
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