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長持ちする家の選び方 ライフサイクルコストとは?
みなさま。こんにちは。
屋根から人の笑顔を作りたい!!!
神清(かみせい)のDr.神谷です。
先日、国総研(国土交通省国土技術政策総合研究所)が主催した共同研究「木造住宅の耐久性向上に関わる建物外皮の構造・仕様とその評価に関する研究」の成果報告書が印刷物として、発行されました。
資料総ページは1,800ページを超える超大作です。
しっかり読みたい方はこちらからお入りください。
しかし、こんな厚い書籍は、一般の方は全く見る気がないですよね?
でも、長持ちする家を建てるのに、有益な情報が詰まっています!
そこで、私がたずさわった部分で、少しだけでも気にして欲しい部分を不定期でご紹介します!
ご興味のある方は、弊社ブログのキーワード「共同研究」で検索してくださいね!
ライフサイクルコストとは?(第Ⅱ章-P73)
1回目ということで、ライフサイクルコストをご紹介します!
ライフサイクルコストは、住宅の場合、建設から解体に至るまでの総費用(生涯費用)を示すものです。
家を建てよう、購入しようと思っている方は、どうしても、初期費用(イニシャルコスト)が気になりますよね!
そのため、新築時の仕様とその初期費用ばかりに目が行き、総費用を併せるために、耐久性が乏しい材料や仕様を選びがちと言えます。
例えば、低品質なルーフィングを使用すると、ルーフィングより内部へ雨水が浸入することがあり、下地合板、躯体材(柱や梁など)、接合金物などの劣化につながります。
また、耐久性の低い外装材を使用した場合、外装材の交換費用だけではなく、足場の設置や解体費用も必要となるので、改修費が高額となります。
そこで、イニシャルコスト優先の住宅の検討だけではなく、ライフサイクルコストやライフプラン(人生設計)も考慮したコストパフォーマンスの高い住宅を検討されることをお勧めします!
出典:ライフサイクルコストを考える(一般社団法人 住宅金融普及協会)
新築を検討している間は、新築時に支払う建築費(初期費用)ばかりに目が行き、住みだしてから必要になってくる費用(光熱費、メンテナンス費、修繕費)は見えにくいことを表しています。まさに、氷山の一角のようです!
ライフプラン(人生設計)の費用
また、ライフプラン(人生設計)にもそれに応じて、費用がかかります。
出典:日本FP協会/わたしたちのくらしとお金/主なライフイベントにかかる費用の目安
住宅費とは別に、上記ライフイベントにも費用がかかります。
やはり、子供の教育費は高額(約1,000万円)となります。
そこで、よく考えてほしいのが、住宅のメンテナンス費と子供の教育費を被らないようにする工夫です。
例えば、10年に1回必要となる屋根の再塗装費用約90万円と子供が大きくなって必要となる教育費が重ならないようにすることは難しいですよね。
ならば、新築時に、再塗装の必要がない屋根材を選ぶという工夫はできます!
新築検討時に、ライフプランも併せて書き出しみましょう!
まとめ:新築検討時、検討してほしいこと=初期費用+ライフサイクルコスト+ライフプラン です!
長持ちする家の選び方として、新築時に漠然とした形でいいのですが、検討してほしいことは以下の3つです。
・新築時の仕様とその初期費用
・新築時の仕様とそのライフサイクルコスト
・お施主様のライフプラン(人生設計)とその費用
住宅会社さんには、是非、新築時の初期費用だけではなく、そのライフサイクルコストも併せて、提示してもらうように依頼することをお勧めします!
今後も、長持ちする家の選び方として、お役立ちする情報を選んでご紹介したいと思います。
神清からのお願い
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