鯱(しゃち)・鴟尾(しび)ってなに?
鯱(しゃち)ってなに?
鯱(しゃち)とは、お城の棟の両端に設置されている魚形の装飾瓦のことです。
名古屋城の屋根に設置されている金の鯱(しゃちほこ)が有名です。
城郭建築には、必ず使用されています。
家運の隆盛と「鯱が水を呼ぶ」ということで、火災にあわないように願いを込めて棟に設置されています。
上の写真は、かわら美術館(愛知県高浜市)の前に展示されている巨大な鯱です。
鯱の姿は魚で頭は虎、尾びれは常に空を向き、背中には幾重もの鋭いとげを持っているという想像上の動物です。
鯱(しゃち)は、鯱(しゃちほこ)・鯱鉾(しゃちほこ)とも書かれることがあります。
大きな鯱は分割して、成形・焼成したものを連結させ縛って、1つの鯱としています。
民家や神社でも設置される場合もあります。
鴟尾(しび)ってなに?
鴟尾(しび)とは、棟の両端に設置される装飾瓦のことです。
飛鳥・奈良時代の寺院に使用された瓦のことを言います。
日本に瓦が渡来したときからある瓦であり、装飾瓦の原点と思われます。
鯱(しゃち)の形が変化したものと考えられています。
鯱同様に、火除けのまじないで使用されたようです。
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
屋根のご相談等がありましたら、ご連絡くださいね。
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
お客様の率直な感想をいただくため「役にたった」「役に立たなかった」ボタンを設置しました。
私たちは、日々屋根にお困りのお客様にとって必要な情報をお伝えしたいと考えております。今後のご参考にさせて頂きますのでご協力よろしくお願いいたします。