「パミール」の見分け方は何?
スレート屋根には、いくつかの商品がありました。
ときどき、パミール屋根について、お問い合わせいただきます。
今回は、「パミール」の見分け方についてのお問い合わせでした。
スレート屋根で、現在も販売されているのは、カラーベスト・コロニアルシリーズです。
「パミール」とは?
「パミール」とは、屋根の不具合が発生して、問題となっている商品です。
パミール屋根の見分け方は、北面を見ると、はがれが発生しています。(赤丸部分)
このような表面のはがれ・6層の層状はくりなどが見られると、パミールの可能性が高いです。
見分け方①:北面がはがれていれば、パミールです。
しかし、南面の屋根しか、見えない立地の場合どうしたらいいのか?
南面は、築年数や地域によって、はがれなどの不具合が発生していないこともあります。
この場合の見分け方をご紹介します。
見分け方②:1枚はがすことができれば、確認できます。
屋根をめくれば、重なりの中に、パミールと書いてあります。
しかし、屋根をめくるのは、嫌ですよね。
見分け方③:パミールは軒先側の段差ラインが直線的です。
切り込みも等間隔となっています。(約幅170mm程度)
もう1つ、見分け方があります。
見分け方④:パミールは切り込み近くに縦ラインが入っています。
このラインが離れた場所からでも分かる目印です。
実際の新しい屋根でも、よく見るとラインがわかります。
しかし、経年したパミール屋根はどうでしょうか?
経年した屋根でも、よくわかります。
このラインが見にくいスレートの写真は、「パミール」ではないと判断されてしまうので、ご注意ください。
因みに、再塗装されたパミール屋根でもラインはわかります。
ここで、「パミール」を塗装すると、何が問題なのか?
もう1度、ご紹介します。
赤丸部分は、はがれが進行している部分です。
すでに、はがれた部分を塗装することはできます。
しかし、表面を塗装しても、赤丸のようにどんどん、内部からのはがれ部分が増殖してしまい、塗装した美観は維持できないためです。
塗装したら、10年ぐらいは持ってほしいと思っても、すぐに、はがれが発生してしまうので、「パミールの塗装=NG」となっています。
無駄な費用はかけたくないですよね!
図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。
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