「パミール」の見分け方は何? 屋根の用語・Q&A 

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経ホームビルダー」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

スレート屋根がパミールかどうか調べている人。

この記事で伝えたいこと

スレート屋根が「パミール」かどうか、ご質問いただきました。

見分け方をご紹介します。

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「パミール」の見分け方は何?

スレート屋根には、いくつかの商品がありました。

ときどき、パミール屋根について、お問い合わせいただきます。

今回は、「パミール」の見分け方についてのお問い合わせでした。

スレート屋根で、現在も販売されているのは、カラーベスト・コロニアルシリーズです。

 

「パミール」とは?

「パミール」とは、屋根の不具合が発生して、問題となっている商品です。

パミール屋根の見分け方は、北面を見ると、はがれが発生しています。(赤丸部分)

このような表面のはがれ・6層の層状はくりなどが見られると、パミールの可能性が高いです。

見分け方①:北面がはがれていれば、パミールです。

 

しかし、南面の屋根しか、見えない立地の場合どうしたらいいのか?

南面は、築年数や地域によって、はがれなどの不具合が発生していないこともあります。

この場合の見分け方をご紹介します。

見分け方②:1枚はがすことができれば、確認できます。

屋根をめくれば、重なりの中に、パミールと書いてあります。

 

しかし、屋根をめくるのは、嫌ですよね。

見分け方③:パミールは軒先側の段差ラインが直線的です。

切り込みも等間隔となっています。(約幅170mm程度)

 

もう1つ、見分け方があります。

見分け方④:パミールは切り込み近くに縦ラインが入っています。

このラインが離れた場所からでも分かる目印です。

実際の新しい屋根でも、よく見るとラインがわかります。

 

しかし、経年したパミール屋根はどうでしょうか?

経年した屋根でも、よくわかります。

このラインが見にくいスレートの写真は、「パミール」ではないと判断されてしまうので、ご注意ください。

 

因みに、再塗装されたパミール屋根でもラインはわかります。

ここで、「パミール」を塗装すると、何が問題なのか?

もう1度、ご紹介します。

赤丸部分は、はがれが進行している部分です。

すでに、はがれた部分を塗装することはできます。

しかし、表面を塗装しても、赤丸のようにどんどん、内部からのはがれ部分が増殖してしまい、塗装した美観は維持できないためです。

塗装したら、10年ぐらいは持ってほしいと思っても、すぐに、はがれが発生してしまうので、「パミールの塗装=NG」となっています。

無駄な費用はかけたくないですよね!

 

図解 屋根に関するQ&Aでは、よく聞かれる屋根の質問にお答えしています。

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