※更新情報
編集 2019年3月12日
公開 2017年10月3日
みなさま。こんにちわ。
屋根から部屋を明るくし、人の笑顔を作りたい!!!
神清のDr.神谷です。
さて、お部屋の中は、いつも明るくありたいもの。
うららかな陽の光が差し込むお部屋。
それがあるだけで、家族みんなの気持ちも暖かくなるように感じます。
そんな中、「日光を家に取り込むのが難しい」
という相談をときどき受けます。
どうしても、「家の中が暗い」という相談です。
とくに都市部の方からは、以下のような相談を多くいただきます。
・隣接地に家やマンションが建ち、1、2階がとても暗くなった…
・念願の新築を購入したのに、日があたらない。とくにリビング・キッチンが思ったより暗かった….
想定外の出来事で、家に陽が差し込まなくなる。
これって結構ツライですよね。
それでも、「陽の光を家の中に満たしたい!」という希望に、
屋根屋である神清が、全力でその解決作をお伝えしようと思います!!
目次
日光は体内リズムを正しくする効果がある!
それでは解決方法の前に、
なぜ太陽の光・日当たりが重要だと人は考えるのでしょうか?
太陽と人の健康の間には、深い関係があると言われています。
人間の1日の体内リズムは、本来、約25時間だそうです。
1日は24時間なので、だんだんと夜型にずれやすい傾向があります。
この説を前提に考えると、
子供の生活リズムが崩れやすいのは、ある意味自然なことなんです。
この約1時間のズレをリセットしてくれるのが、朝の日光なんです。
まさに!太陽すごい!!
だから日光があるところでは、顔が明るくなります。
みんなが、笑顔になるのです。
そして、こころも明るくなるのです。
「太陽の光は、住宅の快適性の重要な要素である」といえます!
暗いお部屋を、明るく楽しいお部屋へリフォーム!
日当たりをよくする解決策を考えてみましょう!!
ただし、ここは単なるセールスのためだけのブログではありません。
(多少のおすすめはありますが・・)
解決策のメリット・デメリットを、フラットな視点で併記しました。
ご自宅の現状に合わせて、最適リフォームを選択して頂けるように記載してあります。
方法その1:壁窓を設置する。(新築向きです)
「壁に大きな窓をつける」という解決法があります。
それでは壁窓をつけた時の、メリットとデメリットを紹介していきましょう!
壁窓のメリット:デザイン性が高く、換気性も抜群。
(素材参照:自然エネルギーを上手に活用。 築30年の家が「省エネハウス」に大変身!(1/4) – 快適リノベLIFE – NIKKEI 住宅サーチ)
みてください!
この明るい部屋!!
大きな壁窓がある部屋は採光性も高く、解放感もあります。
壁の向こうの風景を切り取ることで、奥行きも出ます。
また四季の感覚を家の中に取り入れることができます。
さらに、部屋の換気効率を高める効果も期待できます。
これは、きわめて実用的な効果です。
空気は冷えると下の方に溜まり、暖まると上の方に溜まる性質を持っています。
そのため、同じ部屋に高窓と地窓を設置して換気を行うと、地窓から冷気を取り込み、高窓から熱い空気を逃がすという流れが自然に出来ます。同じ高さにある2つの窓を使うよりも、効率良く換気が行えるわけです。
特に地窓は夏の暑さを和らげる効果があるので、高い省エネ効果が期待されています。参照:リショップナビ:https://rehome-navi.com/articles/481
窓の配置を工夫すると、空気の性質により、自然の換気を促して、
まさに「天然の空気清浄機」です!
壁窓のデメリット:立地場所に左右され、工事予算が高い。
状況によっては、あまり効果がありません!
周辺の環境や方角によっては、期待通りの効果が発揮できないこともあります。
周りを高い建物に囲まれていると、大きな窓があっても意味がないですよね。
リフォーム工事は、大がかりです!費用も高くなります!
工事は、が外壁・躯体・内壁にまたがり、簡単ではありません。
壁の一部分を切り抜くこともできますが、
住宅の耐震性にも影響があり、お奨めできません。
つまり、間取りの変更なども考えた「大規模リフォームをお考えの方」
に適した解決方法と言えます。
費用も百万を超える、高価なリフォームとなります。
方法その2:吹き抜けにする(新築向きです)
1階が暗い場合に、思い切って「吹き抜けにする」という対応もあります。
「吹き抜け」とは、建物の2階または数階にわたって天井がなく、
上下がつながっている空間のことです。
吹き抜けのメリット:天井が高く解放感バツグン!家族の気配も常に感じられる。
とにかく天井が高く感じられるのが、吹き抜けの良いところです!
解放感だけで言えば、このリフォームは最高の方法でしょう!
陽の光が上から降りそそぎ、教会や美術館のような雰囲気を感じさせてくれます。
吹き抜けのデメリット:工事費用が高く、光熱費も上がる可能性が…
吹き抜け工事は、壁の窓よりも、さらに大規模リフォーム工事となります。
これは、もはや増改築の守備範囲です。
築数年の物件で検討するような、採光リフォームではないと思われます。
吹き抜けにすると・・・
ズバリ!部屋数が減ります!
そのため、ライフスタイルの変化に合わせて、長期的な視点で考えるべき工事です。
「子供が独り立ちして、居住者の人数が減る住宅」
「2階に居住者がいないから、部屋数を減らせる住宅」
などのケースで、検討できる解決方法です。
費用はざっくりですが、何百万となります。
また、気になるのが「光熱費」が多くかかる可能性があるという点です。
部屋が細かく別れているなら、必要な場所だけ空調をつければOKです。
しかし、吹き抜けは、大きな空間ができるため、そうもいきません。
大空間の空気を循環させるために、
シーリングファンライトを設置するなどの対策が、必要となります。
方法その3:天窓を設置する(新築、既存住宅向きです)
ここで屋根屋の本命「天窓」の登場です。
屋根面に窓を付けて、太陽の光を取り込むという解決策です。
天窓のメリット1:工事予算が安く、天井の熱を排出する役目も。
屋根から太陽の光を入れる「天窓リフォーム」
青い空・夜空を、窓越に見ることができます。
夜空・星空を見ることができるのは、なかなかロマンチックです!
さらに、天窓には固定式と可動式があります。
固定式天窓
文字通り窓は固定され、開閉はできません。
機能としては採光のみです。
可動式天窓
可動式は、手動や電動で窓の開閉ができます。(その分、高価です。)
採光の機能に加えて、「部屋の換気・家全体の通風」の機能も加わります。
例えば、1階の南側の窓から2階の北側天窓へ、家全体に自然の風がめぐります。
天窓は夏場にかなり暑いという話をよく聞きます。
お薦めは、天井にこもった熱気を排気できる可動式です。
このタイプの天窓設置リフォーム工事であれば、数十万円の費用で済みます。
天窓のメリット2:都市部の一軒家は天窓をつけると、家の価値も上がる!
東京の老舗の屋根屋さん「石川商店」さんのサイトでもこのような記事が、
【結論】天窓はあるべき!つけるべき!
天窓(トップライト)を設置すると、屋根だけの事を考えると良くないけれど、一軒家の総合的な価値は大幅に上がるため、
一軒家に天窓はつけるべき(特に都市部)ただし、
しっかりとした屋根の専門家が工事をすることが条件です。
東京のような住宅密集地で、採光の方法を考える場合、
「壁窓」は少し考えづらいと思います。
そうなると、「天窓」という選択肢は、とても現実的です。
天窓のデメリット:雨漏りの心配。設置場所によっては難しい場合も。
天窓は、屋根面に穴を開けるため、雨漏りしたという事例もたまに聞きます・・・
屋根工事業者は、「雨仕舞:あまじまい」という考え方を学んでいます。
雨仕舞とは、流れ込む雨を確実に排水するしくみのことです。
屋根上で、水の来る方向や量を想定し、その水を逃がす対策を取ります。
大工など他の業者さんは、防水という発想で雨漏りを防ぎます。
防水は、シール材などで、水の浸入を防ぐ手法です。
天窓の雨漏り対策は、防水だけではむずかしく、雨仕舞が必要です。
そのため、天窓リフォームであれば、屋根工事業者に依頼することがポイントです!
すでに天窓は、この30年間で、100万窓が日本の屋根に設置されています。
製品としては、とても大きな実績です。
もし、現在、天窓が雨漏りしてお困りの方は、天窓を交換することなく、雨漏り補修も可能です。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください!
また、天窓は天井の形により、事実上、施工できないことがあります。
以下の、天井の形を考えてください。
Eは、天窓のリフォーム設置が可能です。
(勾配天井:斜めになっている天井)
A~Dは、天窓のリフォーム設置が事実上不可能です。(水平天井)
仮に、A~Dの水平天井へ天窓をリフォーム設置する場合、
小屋裏・天井の追加工事が発生し、大幅な費用追加になります。
(ここまですることは、あまり現実的ではありません)
つまり、天窓は勾配天井の部屋の採光リフォームのみに、
適した解決方法といえます。
そこで、最後4つ目の解決方法をご紹介いたします。
方法その4:新型天窓「スカイライトチューブ」です。(新築・既存住宅向きです)
比較的新しい考え方の天窓、筒型の天窓があります。
最大の特徴は、さきほどのイラストのA~E、すべてに設置可能ということです。
スカイライトチューブのメリット:雨漏りの心配がなく取り付け場所を選ばない。工事費用も安い!
上の写真は、水平の天井から室内を照らしているものです。
(先ほどのイラストでは、「B」のタイプです。)
筒型の天窓というのは、照明部分が丸いからではありません。
屋根から天井までを、高反射な筒型チューブをつないで、
太陽の光を導いているからです。
チューブはこんな感じです。
光ファイバーの線が太い管となって、光を導いているのです。
これなら、先ほどのイラストのA~E、すべてに設置可能です。
2階から1階へ、太陽の光の導くこともできます。
スカイライトチューブの費用は、材料・工事費コミコミで25~40万円程度。
費用的には、天窓設置と同じぐらいです。
ただし、天窓は、小屋裏・天井のリフォーム費が入ってくると、
グンと高額になります。
また、壁窓や吹き抜けの工事費用と比較しても、大幅に安価です。
新型天窓のスカイライトチューブは、採光リフォームの可能性を拡げる
新しい解決方法といえます。
スカイライトチューブ設置のビフォー・アフター
新型天窓による採光リフォームのビフォー・アフターは、こんな感じです。
電気を点けないと生活できないお部屋も一変します。
子供部屋の場合
【ビフォー】うすぐらい子供部屋が…
↓↓↓
【アフター】こんなに明るく可愛らしく!!
写真は子供部屋のビフォー・アフターです!
やはり、子供は太陽の光があたる部屋で、生活をさせたいものです!
陽あたりが良い部屋と悪い部屋では、
子供の勉強の成績が変わるとも言われています。(一説です)
洗面所の場合
【ビフォー】薄暗い洗面所が…
↓↓↓
【アフター】陽の光でこんなに明るく!.
世の中の奥さま!
朝のメイクは、電気照明の下ではなく、太陽光の下ですべきです!
外に出ると、色の感じが変わってしまうからです!
スカイライトチューブは、自然光の色が出ます!
まさに、ナチュラルメイクに最適です!
スカイライトチューブのデメリット:固定式なので換気はできない。
スカイライトチューブは固定式の天窓です。
そのため、換気はできません。
ただ、もともとが「自然の光」が届きにくい場所へ、
光を届ける装置として生まれたものです。
健康な光を家の中でたくさん浴びたい!
という方にはぴったりな方法だといえます。
【まとめ】採光リフォームは「築年数」「予算」「立地」「換気」で選ぼう!
さて、最後にあなたにはどの採光リフォームがあうか、チェックして見ましょう!
注目すべきポイントは、4つ。
①築年数:「新築」or「既存住宅」
②予算:「余裕がある」or「抑えたい」
③家の周りの立地:「遮蔽物がなし」or「遮蔽物あり」
④換気or雨漏り:「換気性が良い」or「雨漏りしたくない」
このポイントを組み合わせて見ていきましょう。
「壁窓」に向いている人は…
「新築である」「予算に余裕がある」「まわりに遮蔽物がない」
「換気性を求める」「雨漏りしたくない」
「吹き抜け」に向いている人は…
「新築である」「予算に余裕がある」
「雨漏りしたくない」
「天窓」に向いている人は…
「新築である」「既存住宅である」「予算を抑えたい」
「まわりに遮蔽物がある」「換気性を求める」
新型天窓「スカイライトチューブ」に向いている人は…
「新築である」「既存住宅である」「予算を抑えたい」
「まわりに遮蔽物がある」「雨漏りしたくない」
といった感じになります。
大規模リフォームをご検討の方は、壁窓・吹き抜け設置を・・・
お金を掛けずに、でもなんとかしたい方は、
小規模リフォームで設置可能な天窓・新型天窓を・・・
愛知でお部屋が暗いとお悩みの方は、
屋根&日当たり問題の専門家、神清(かみせい)へ
お気軽に、まずは悩みをご相談くださいね~!
いっしょに、いい案を考えましょう!
神清からのお願い
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
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